2007年8月17日金曜日

オーストラリアレポート9:オーストラリア大陸が沈み込む現場




オーストラリア大陸は地球全体の地殻変動で南極側に少しずつ沈み込んで行っているという。その動きでメルボルンの西側の海岸一帯で奇岩奇景を見ることが出来る。
メルボルン市内からM1号線を西へ向かい、グレートオーシャンロードに入る。
穏やかなエンジェル海岸を左に見ながら3時間ほど走って行くと別荘街になる。
どこの家も海に向かってこれ以上使えないというぐらいのガラスを使った作りだ。メルボルンのお金持ちの皆さんの別荘なのだろう。
ここを越え「ここから国立公園」のサインを過ぎた途端、全く自然のままの海と陸。
大陸が海に落ち込んでいるところは一気に切り立った絶壁になっている。
取り残された陸が、崖になったり、斧のように突き出た岩になったり、アーチ状になっているのもあるし、そのアーチが崩れて落ち込んでしまったのもある。
荒々しい波が次々と押し寄せている。
南極からの風が吹きつけている。
低い樹木が風に震えている。
溜まった雨水の上に、小さなミズスマシがすいすい。
時々観光客とすれ違うだけで、この広い地域にほとんど誰もいない。
オーストラリア大陸の果てに立っている。
突き当たり大好き。

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