2011年8月31日水曜日

1108ロンドン15:ラムのサドルカット

ハロッズではもう1枚、ラムのサドルカットを購入。
普通ラムチャップというと、半丸の枝肉のロイン部分の骨付きカットだが、このサドルカットは、半丸にしないで丸のままのロイン骨付きカット。
だから、中央に脊柱骨があり、両側にロインの肉がついている。
ロインの隣の小さな部分がヒレ。
陳列している中の一番でかいのを選んだ。
5.6ポンド。730円ほどか。
牛肉のステーキもそうだが、ハロッズなのに肉は安いな。





今泊まっているアパートは小さいながらもキッチンは充実。
大型オーブン、コンロ4つ、電子レンジ、トースター、湯沸かしポット、冷蔵庫と、一通り揃っている。











フライパン焼きで、骨外しながらガツガツ。(11年8月)


2011年8月30日火曜日

1108ロンドン14:牧草飼育のドライエージド






ハロッズの肉売り場で、典型的なイギリスの牛肉、牧草飼育のドライエージドを購入。
「ブラック・ゴールド・ドライ・エージド」
キロあたり38ポンド、5000円ほど。

熟成にはドライエージドとウェットエージドがある。
ドライエージドは枝肉かブロック肉のまま冷蔵庫で熟成させる。
乾燥し、うま味が濃縮し、軟らかくなる。
乾燥した分歩留まりが落ちるし、寝かせている間費用がかかるの。
おいしいけど高級熟成。
ウェットエージドは、真空パックした状態で熟成させる。
歩留まりはいいが、ドライエージドほどの品質にはならない。

240グラムで約9.5ポンド、1400円ぐらい。
牧草飼育なので、脂肪は黄色い。
こんなの日本に持って来たら、見ただけで返品だな。
塩と粗びきのブラックペパーをかけて焼いていると、いかにも硬そう。
焼き上がったのをテーブルナイフで切ろうとしたが刃が立たないので、包丁持って来て真ん中からカットしたらミディアム。
一切れ齧ったら、う〜〜ん、これは硬い!
これこそイギリスの味!
こんなの食べてりゃ歯も体も頑丈になるよな。
イギリスはある時期世界の半分以上を所有していたのが自慢だが、この頑固なステーキはその力の元の一つかな。(11年8月)

2011年8月28日日曜日

1108ロンドン13:ハロッズのワンタンスープ





晴れた日曜日、散歩がてらハイドパークに入ったら、中央を横断している自動車道路を止めて自転車レースをやってる。
ブラブラと反対側にあるハロッズに。
このデパートは最高級店で、よくもまあこれだけの品揃えをしているもんだと感心する。
超大型の店に、客もよく入っている。
金持ちと観光客たくさん。
食品売り場は1階の隅。
4ブロックほどあり、1ブロックが生鮮とイートイン。
肉はロテサリーのカウンターがあり、目の前のオーブンで炙り焼きしたのが食べられる。
オイスターバー、シーフードのカウンターも。
隣のブロックはデリカテッセン。

デミソン(点心)のカウンターで海老と豚のワンタンスープ。
上品でおいしかったが、これで8ポンドちょっととは高いな。
金持ち向けのデパートだからこんなもんか。

2011年8月25日木曜日

1108ロンドン12:バラマーケットもっと

 チーズ専門店には巨大なチーズがぎっしり。
卵専門店にはアヒルの卵も。
ジビエ専門店にはウサギが置いてあるが、スーパーなどに売っている赤っぽいのと違って黒い。野生のウサギだな。
赤黒い肉が並んでいるのでここもジビエかなと思ったら、エミュー。
パイ専門店を見たら、こんなにたくさんの種類。



2011年8月24日水曜日

1108ロンドン11:バラマーケット

 ロンドンブリッジ駅の上にある週末中心のマーケット。
金曜日は大変な騒ぎ。
肉、魚介、野菜、乳製品、デリ、エスニック、菓子、ファーストフード、酒……
ありとあらゆる食べ物が小さな屋台に入ってぎっしり並び、その中を買う人見る人がひしめきあっている。
オーガニック系が中心。

鹿肉専門の店がある。
ローストビーフサンドイッチの店は長蛇の列。
魚の陳列は乱暴で迫力ある。
巨大なパエリア鍋で弁当パック。



2011年8月23日火曜日

1108ロンドン10:空豆

 近くにオリエンタルスーパーマーケットを発見。
豆腐がいろいろあるので絹豆腐を購入。
醤油かけて素朴なつまみにしよう。

オーガニックスーパーも発見。
空豆があった。
こっちの空豆はサヤを剥くと白っぽいのが出て来るが、中はグリーン。
頑丈な硬さなので、日本のよりも倍茹でる。
塩をちょっと付けて齧ると、水分が少なく穀物的。
そしてイギリスのビールをグ〜〜〜……
ああ、最高!


2011年8月22日月曜日

1108ロンドン09:ダイアナ妃の散歩道

「ダイアナ プリンセス オブ ウエールズ メモリアル プレイグラウンド」
と、ハイドパーク西の歩道にポツンとマンホールぐらいの表示がある。
「ダイアナ妃思い出の散歩道」
これに気が付く人はあまりいないようなのだが、ここを歩く人は地元の人は分かっている。公園の地図にも表示。
すぐ横の中央池には、白鳥、アヒル、鳩、名前は知らないが尾長ぐらい大きさの野鳥が集っている。
カウチがあるのでちょっと一休み。





2011年8月19日金曜日

1108ロンドン08:鶏卵のグレード

近くのスーパーで卵を購入。卵の販売は冷蔵のはずなのだが、常温で売っている店もある。
買った店は冷蔵で販売。
卵のパックの裏側に、グレードの表示がある。
Oは、オーガニックで、放し飼いかつ有機飼料を与えた鶏の卵。
1は、Free Rangeで、放し飼いの鶏の卵。
2は、Barnで、平飼いの納屋で飼育した鶏の卵。
3は、Cageで、ブロイラータイプの鶏小屋で、密集状態での鶏からの卵。

イギリスの鶏卵は、聞いた所によると、動物愛護の観点からCageは新設出来ないということ。
方向は、Free RangeかOrganicになりつつある。

今日買ったのはFree Range。
茹で卵で食べたが、なかなかおいしかった。



2011年8月11日木曜日

1108ロンドン07:ラムチャップ






日本ではコンサート会場での写真や、美術館でのおしゃべりにえらくうるさいが、こっち来ると、コンサートの演奏開始直前まで写真とっても何も言わず、ブザー鳴ってアナウンスが入ってから禁止になる。
美術館ではワイワイガヤガヤとお互い解説したり感想言ったりとかなり賑やかで、この方が面白い。

今日のPromsは前半が現代音楽。
現代音楽というのはいくら聞いてもどうしても理解出来ないのだが、今日の演奏ではマラカスだのトライアングルだの、大きなカスタネットを十個ほど並べたのだの、棒状の鐘だの、珍しい打楽器が後ろにまとまっていて、今回はそのすぐ後ろの席だったので、面白かった。
この席は16ポンド(2500円ほど)で、この下のオーケストラの1/3ほどが見えない席は一番安く7.5ポンド。でもこの7.5ポンド席も座ってみたら演奏者のすぐ後ろになるので、バイオリニストになった気分。
それにしても安いよな〜〜〜、Promsやめられないな。

後半はブラームスの交響曲第2番。

隣に音楽評論家の中野重夫さんが座っていて、話してみたら誕生日は私と2日違うだけ。住んでいる所も目黒で私が中学1年まで居た所。奇遇。
2日先輩、雑談ありがとうございました。

ロイヤルアルバートホールからアパートまでブラブラ歩いて30分。
テスコで買っておいたラムチャップをフライパンで軽く蒸し焼き。
野菜はブロッコリーのさっと茹で。
ラム、新鮮で美味い。
特別な高級店やブッチャーショップでなくても、そこら辺のスーパーで買うラムでも当たり前のようにおいしい。
アパートにワイングラスが無いので、ビヤグラスにドボドボとオイスターベイを注ぎ、ビールのようにがぶがぶと。

2011年8月10日水曜日

1108ロンドン06:イングリッシュブレックファースト






ロンドンにいるのを知っている皆さんから、暴動事件で心配してくれているが、現在ロンドンからちょっと近くへ旅行ということで、8日から、ベルギーのブリュッセルにいて、ブルージュなどに行ってから、明後日ロンドンに戻る。8日までは、ニュースはやっていたが、市内は別になんともなかった。
ロンドン戻ったら気を付けよう。

さて、ブログは数日遅れで以下。

近くのカフェに行ったら、壁一面にダイアナ妃の写真。
この前にあるハイドパークはダイアナ妃がよく行った所で、メモリアルもある

イギリスでしっかりした朝食はイングリッシュブレックファースト。
目玉焼き2個、大きなソーセージ1本、ロイン部分も入っているベーコン2枚、豆の煮込みがでかい皿に広がっている。
これにブラウントースト2枚。
腹減ってたのでガツガツと一気。
このカフェの名前は「ダイアナ」だった。

衛生管理をテーマとした小冊誌用原稿3万字の注文を貰ったので、ロンドン滞在中は午前中を原稿書きに使い、午後半額マチネ、アパート帰って一息して、ハイドパーク反対側のPromsコンサートに行くという日課にしようか。
原稿書きがあると罪悪感無くていいね。原田さんありがとうございます。

今日のマチネはプリシラ。
このミュージカル、これで3年連続で見ているが、演出も少しずつ変わり、面白さ全く衰えず。
観客の8割は女性でキャーキャー喜んでる。

2011年8月9日火曜日

1108ロンドン05:仔牛ティーボーンステーキ






取りあえず数日分のビールとワインを仕入れに、折り畳み式のキャスターバックを持って近くのテスコへ。
ビールはロンドンプライドが無かったがブラック・シープ・エールが4本あったので全部篭に入れ、初めてのビールも2本。ワインはニュージーランドのオイスターベイのシャルドネと、もう1本。
これだけ買うと重たい、キャスターバッグ持って来てよかった。
帰ってテーブルに並べて安心満足。

ハイドパークを通って再来週泊まるアパートを確認に行き、地下鉄でピカデリーサーカスに出てコンサートチケット受け取りにセントマーチン教会へ。
この教会は外から見たら全く分からないが、狭い階段を下りると地下が広大なカフェになっている。今回はこの教会でのコンサートに3回行ける。

ブラブラとボンドストリートまで行き、日本のデパートを数個合わせたような巨大なデパート「セルフリッジ」の食品売り場で今晩用の仔牛ティーボーンステーキを購入。
アパート帰って揃ったコンサートチケットをずらりと並べてニンマリ。

2011年8月8日月曜日

1108ロンドン04:ロンドンプライド





ロンドン着いて最初のPromsはElgar、Grainger、R. Strauss。
R. StraussのTill Eulenspiegels lustige Streicheという初めて聞く曲は、力強いのに軽快な曲。
こんなのに出会えるのがPromsの面白い所だ。

コンサート終わってアパートに歩いて帰る道すがら適当なパブに入ったら、昨年見付けてすっかり気に入ったビール「ロンドンプライド」の生があったので飛びついて注文したら、バーテンがバーを引くと、スカ〜〜〜。
「すみません、無くなりました」

仕方なく同じようなのと聞いて注文したが、気に入らない。
1杯でパブを出て、どうしようかとブラブラしていたら、小さな酒屋兼食料品店がある。
まさかと思って入ってみたら、あるではないか「ロンドンプライド」
とりあえず2本と、オーストラリアのヤコブズ(ジェイコブズ)クリークのシャルドネ1本を仕入れ。
アパートに帰って、ロンドンプライドを冷凍庫に入れて急冷。

どこかの温泉旅館から持って来た海外旅行使い捨て目的の足袋型靴下を捨て、シャワーを出し、一緒に浴槽に放り込んだパンツとシャツを踏み洗い。
酔っぱらって記憶が無くてもちゃんとやっている衛生管理。
洗濯物を絞ってハンガーにかけ、椅子の背にぶら下げた。

さっぱりした所で「ロンドンプライド」をグ〜〜〜!!!
未だ肉の仕入れをしていないので、緊急用に日本から持って来たサバ缶をつまみ。
天国天国!!
ああ、気がすんだ。
仕上げはインスタントのにゅうめん。
明日は昼から飲まないで気を引き締め、セルフリッジにステーキ買いに行こうか。