2013年8月29日木曜日

2013EU-21:シャルキュトリー

 8/9,パリ6区はサンジェルマン通りとセーヌの間にあり、道が斜めに入り組んでいて、商店や小さなギャラリーが雑多に並んでいる、方角見失って迷うのが面白いところ。
牡蛎専門のレストランを見つけて美味そうだなと見ていたら、中で仕事をしているおじさんが手招きして「美味しいよ」と、一個試食させてくれた。
殻をぱきっと外して「まず水分だけをすするんだ」
香りが詰まった塩水が口に入って来た。
今度は身を外して「一気に吸い込むんだ」
小型の身が口の中いっぱいに香りを爆発させる。
おじさん「どうだ、美味いだろう」
小さな貝柱を最後に外して「これも食べな」
おじさん、牡蛎が好きなんだな〜〜


 夕食はパリ在住の早川画伯ご夫妻とオーガニックのベーカリーレストラン。
Le Pain
散々迷った末、私はシャルキュトリーを注文。
ハムなど加工肉の盛り合わせだ。
オーガニックワインでチビチビと。
どれも素直な味でいいねえ。
早川画伯は2015年日本で展覧会を開く。素敵な2014年カレンダーも完成。

2013年8月27日火曜日

2013EU-20:ラムのサティ

8/8,フィレンツェからロンドン行く途中、久しぶりでパリに3泊だけ寄ってみる。
気温40℃からいきなり23℃。飛行機から出たら涼しい!
空港から市内に入ると多くの店が休暇で閑散だが、中心部に入ると観光客で賑やかになってきた。
セーヌ沿いのいつものアパートメントホテル「シタディーン」にチェックイン。
早速セントチャペルのコンサートを聞いて、夕食。
 セントミッチェル駅前のレストランに入って、アペタイザーを海老と野菜のパンフライ。
メインはラムのサティ(串焼き)
出て来たラムは肩の硬いところなのだが、香りが素晴らしい。
薪の香りがする。
インサイドの奥に薪ストーブがあり、そこで焼いているのだ。
ノートルダム寺院の夕焼けを観ながらのディナーは最高。
パリ、いいねえ。


2013年8月26日月曜日

2013EU-19:ラムチョップのフライ

8/7,ガリレオ博物館に先日途中で閉館になってしまったので再び。
2階にはガリレオが使った有名な望遠鏡、彼の指などと一緒に、多くのコンパスが陳列されているが、どれも真鍮で精巧に作られていて、これはもう美術品だ。実に美しい。
外に出て、薬局に表示されている温度を見たら42℃!
日陰を選んでアパート帰り、熱風防ぐのに窓締め、読書とシェスタ。
日本から持って来た本が着々と無くなり、軽くなっていくな。
 フィレンツェ最終晩はドゥオーモ近くで女性シェフがやっているお洒落なデザインのレストラン。
ビーフカルパッチョを頼んだら、ドライエージドした肉で、色濃く、生ハムのような食感。
ラムは胡麻を加えたパン粉でフライ。

印象的なのは添えらえれてきた野菜で、ズッキーニとニンジン。
生そのままで、土の力を感じるしっかりした濃い味。
咬むとパリパリとはじける音が口内に響く。
明日はパリだ。

2013年8月23日金曜日

2013EU-18:オーソブッコ・フィレンツェ風

8/6,気温38℃の中、サンタクローチェ教会の壁画を観賞。石造りなので中は涼しい。避暑で教会に入ってくる人も多そうだ。
ガリレオ博物館にはガリレオの時代から以降の科学機器がこれでもかと大量に展示。
じっくり見てたら突然照明が消え「閉館です」、火曜日は午後1時に閉館だった。
夕食はウッフィツィ美術館の裏側に老舗レストランを発見。
ANTICO FATTORE
ここはドライエージドビーフを店頭に展示。
これも食べたいけど、イタリア来たらやっぱり一度はオーソブッコを食べなくっちゃ。
メニューには「オーソブッコ・フィレンツェ風」とある。

フィレンツェ風というのがどういうものかわからなかったが、出て来たのはトマトベースのソースではなく、野菜を多用したもの。
煮豆が大量に添えられている。
肉を崩し、骨の髄をほじくり出して乗せ、濃厚な煮汁をからませて口に入れると、芳醇豪華絢爛。
最後に空洞になった骨だけが残った。
ここにあるワインは全てトスカーナ産、さすが!

2013年8月22日木曜日

2013EU-17:フィレンツェのグルメバーガー

8/5,ハンバーガーは最近、特にフランス以北では大ブーム。
イタリアではどうなのかとドゥオーモ近くのレストランで注文したら、一応グラインダーでは無く手でチョップしているのだが、それほどでもなかった。
ポルチーニ風味のチキンはなかなか。
やはり国それぞれのものはあるな。
 帰りながら、路地の奥にライトアップされたサンタクローチェ教会がきれいなので見に行ったら、歩行者まで止めるゲートがあり、ガードマンが「ここからチケット無いとは入れません」
教会前の広場に大規模な観客席が作られていたが、今晩はコンサートがあるようだ。
「何をやるの?」と聞いたら「コメディ」
な〜んだ。
それでさっき駐車場に入る車が大混雑していたんだ。
これだけの教会の前なんだから、ベルディのオペラでもやって欲しいね。

2013年8月21日水曜日

2013EU-16:フィレンツェ中央卸売市場

8/5,サンマルコ美術館の壁画を観賞したあと、近くの中央卸売市場へ。
いい店がぎっしり。
ローストポークサンドイッチの店には行列。
内臓肉なんか実に新鮮。
だからトリッパがおいしいんだ。




2013年8月20日火曜日

2013EU-15:ドライエージドビーフ量り売りレストラン

8/4,入り口のドアにいろいろなレストランアワードのラベルを貼り付けた店に入ってみた。
ホールと厨房の間にドライエージドビーフをブロックのまま陳列し、秤を置いてある。
キロ55ユーロ(7千円ちょっと)
肉屋では25ユーロ前後で売っているから倍だな。
レストランで調理サービス付きだから良心的な価格だ。
赤身その物で、サシなんか全く入っていない。
厚さ5センチ程のTボーンステーキが1枚と言うか一塊と言おうか切り出してあり、後から入って来た体格のいいカップルが「それくれ」と頼んだ。1キロほどありそうだ。
ミディアムほどに焼かれて出て来たのをウエイターが切り分けて2人に渡したら、着々とワインも飲まず水だけで食べてしまった。すごいね。
私の方はそんなでかいの無理なので、サーロイン部分を2センチほどの厚さにと言ったら「ミニサイズね」とウエイトレスに言われてしまった。
 味があり、結構軟らかく、牛肉をしっかり噛み混んで食べる感じ。
肉食文化を実感。
食べてる間に、肉の陳列ケースにあったTボーンのブロックは早くも無くなり、今度はポーターハウス側のブロックがドンと置かれた。すごい勢いで売れている。
この店奥が深く、結構席数あるので、毎日牛1頭分でも食べちゃうのかもしれない。
厨房もきれいだ。
「カフェ・イタリアーノVINI」のレストランホール。

2013年8月18日日曜日

2013EU-14:バールのピザ

8/4,昼近くまで寝ていて腹減った。
昨日見付けていた流行っているバールに入って、ホットサンドイッチ、ピザをブランチのつもりで。
きれいに陳列されている中から選ぶとオーブントースターでカリッと焼いてくれる。
表面パリパリ、中ジューシー。
あっちっちとやりながらイタリアのファーストフードを満喫。
そういえばマグドナルドやケンタッキーなどの米国系ファーストフードは見ないが、これじゃ当たり前だね。こんなに美味しいのがそこら辺にいくらでもあるんだから。

2013年8月16日金曜日

2013EU-13:リボリータ

8/3,サンタ・クローチェ教会に行ったらミサの時間で、見学かたがた入った。
大きな教会なのに人はまばらで、合唱隊も楽団も無しの静かなミサ。
これじゃあ寄付金あまり入らないな。観光客で持っているのだろう。
表に出たら強烈な夕日に色大理石の大規模建築が焼かれていた。
こっちのレストランは夕方7時半からが普通。今は7時少し前。腹減った!
近くにある三つ星レストラン「エノテカ・ピンキオッリ」の裏で10人以上のウエイターが開店前の休憩でタバコをすっている。ここ入ると一人250ユーロほど取られるというから、近づかないようにしよう。
斜向かいあたりにこじんまりしたトラットリアを見つけ、メニューをチェックしたらなかなか良さそう。
ここは7時からやっている。
da QUE` GANZI
入り口小さいが奥までホールが広がる店。
天井レンガ造りでなかなか重厚。
まずはオクトパス(タコ)の前菜。
メインの前で、パスタと同種類。
第一皿、プリモピアット。
こっちのリボリータ(トスカーナ風パンのスープ)も食べなくっちゃ。
スープとはいっても液体ではなく、パンを使ったおじや。
ワインが進む。

2013年8月15日木曜日

2013EU-12:フィレンツエ東側の市場

 8/3,フィレンツエには駅前に中央市場があるが、市の東側になるアパートから歩いて2分のところにも市場がある。
早速行って見たら、大きく、活気があり、商品作り繊細で、清潔な食肉専門店が並んでいる。一部魚屋、外回りは青果店が軒を連ねていて、古着屋も並んでいる。
これはいいとこ見付けた。
しかし、行きたいレストランはたくさんあるし……
大きなポルチーニがキロ13ユーロで、海老より全然安い!
さあ、どうする、困った!



2013年8月14日水曜日

2013EU-11:フィレンツェでポークチャップ

8/2ベネチアからフィレンツェまで高速列車で2時間。
フィレンツェの東側にあるアパート到着。
ごく普通(価格)のアパートを予約していたのだが、入ったら天井画まであるお屋敷の一画みたいなところ。天井まで4メール近くはありそうだ。
早速近くのスーパーでビール&ワインとつまみ、ここには魚コーナーもあるがやめて今日のメインはポークチャップにしよう。
気温36℃の日本と同じ猛暑の中、ビールとワインが重かった。
スモークサーモンでビールを飲み出したら美味くて美味くて、ビール小瓶4本あっという間に無くなり、ポークチャップを冷蔵庫から出す。
オリーブオイルを買い忘れたけど、まあいいや、フライパンを熱して塩コショウしたチャップを放り込み、じゅーっと焦げ目を付けてからひっくり返し、ざっと洗ったインゲンを入れて弱火にして、蓋をして蒸し焼き。
肉もインゲンもしっかりした咬み応え!
フィレンツェが始まった。

2013年8月13日火曜日

2013EU-10:パルマの生ハム

8/1,ベネチア映画祭の会場のあるリド島へ乗り合いボートで渡る。
着いて歩き出した途端なんか危ない。
自動車が、バスが、バイクが走っている。
この島には車があるんだ。何日ぶりかで自動車見た。
海岸に出たら、典型的なヨーロッパの海水浴風景。
ヨーロッパの青空はなんでこんなに強烈な青なんだろうか。
映画祭会場はイベント無しでひっそり。
この島はリゾート地なので、豪華なホテルや別荘が建ち並んでいる。
何処にでも金持ちは居るもんだな、どうして私には縁が無いんだろう?
再びヴィポレットで、今度はベネチア本島を大きく反時計回りで帰る。
今日も暑い日で、汗かいた。
シャワー浴び洗濯して、冷えたビールと本場パルマの生ハム。