2012年11月30日金曜日

鹿との遭遇4回5頭の後は豪華絢爛キンキ鍋

 釧路で夕方セミナーが終わり、迎えに来てもらった車で北に向かう。
釧路川を遡り、摩周湖の西側を抜け、知床北側の根本に向かう森林コース。
1時間ほど真っ暗になった道路を走行中、突然「危ない!」
道路の対向車線にかなり大きい牡鹿がこっちを向いて立って居る。
ボーッとしているように見え、逃げもしない。
こちら側の車線だったらぶつかったところだ。
「この車、車両保険入ってるか?」と、現実的な問答。
 鹿との遭遇2回目は、目の前を横切り、これもぶつかる寸前。
3回目は左側の路肩でぼーっと。
4回目は、対向車線に親子の2頭。
合計4回で、5頭。
すごいねこれだけ出て来るなんて。
おかげで超安全運転。
 7時、斜里郡清里町の居酒屋「大田」にやっと到着。

既に用意されていた鍋セットには、鮮やかな赤い大きな魚が骨付きのままぶつ切りになっている。ま、ま、まさか、これは!?!?
「はい、そうです、キンキです」
 そうか、知床の海ではキンキが捕れるんだ。
キンキは煮付けか焼くかだが、この高価な魚を鍋に放り込むとは……
肝もでかい!
〔これはレギュラーメニューにはありません、特別注文〕

そして、キンキ鍋は、幸福の絶頂だった。
仕上げは残った出汁でおじや。
すっかりいい気持ちになり、全館禁煙、客室広々、天然温泉付きの「ホテル緑清荘」に倒れ込む。
翌朝、ボリュームたっぷり朝食を楽しみ、ホテルを出て走り出したら、道東の風景ど真ん中だった。

2012年11月28日水曜日

1208ロンドン18:オーガニックイタリアンデリ「TAVOLA」

 カリスマシェフが始めた小さなイタリアンデリ「TAVOLA」はオーガニック素材を使っている。
小さな店だが、日替わりの手作り惣菜をていねいに調理している。
ワイン、オリーブオイル、食肉加工品など、慎重な選定をしている店。
「Daylesford」から西へ100メートルほど行った反対側にある。
(2012年8月記)


2012年11月27日火曜日

大黒しめじ

 ナメコの傘を開いて、色白にして、巨大にしたようなキノコが出て来た。
うわ〜〜!! なんだ!なんだ! このキノコは?
女将が「大黒しめじだよ」
美味しそうに見えない姿だが、さっぱりとしゃきしゃきして美味。


芋煮はつまみで丼一杯食べたが、仕上げの焼きおにぎりになってまた一杯追加。
和牛をこんなに使って煮るなんて、贅沢な街だな。

2012年11月25日日曜日

1208ロンドン17:グルメ・バーガー・バーベキュー7

グルメバーガーブームで、このチェーン店は外装も凝った造り。
サセックスの牛は、ウィンザー城の敷地内で飼育されたという。
gourmet burger kitchen

 そんな店を横目で見ながらぶらぶらとテート・モダンまで歩いていったら、前庭で手焼きのグルメバーガーをバーベキュースタイルでやっている。
いい天気の下、牛肉を焼く煙が流れている。
粗びきのミンチパティを、まずグリドルで表面に焼き目をつけて固め、そのあとバーベキュー台で炭火焼き。
(2012年8月記)


2012年11月22日木曜日

牛テイルの薄切り

米澤佐藤畜産で、牛の尻尾。テイルの焼き肉用薄切りがあるという。
普通は関節ごとにカットして、シチューに使う。
しかしこれはバンドソーで薄く切る。
そんなの食べたことないので早速送ってもらった。

焼き肉にすると、骨付きステーキの骨についたおいしい部分を齧っているようだ。
「この肉やわらか〜〜〜い!」なんて言ってる皆さんにはダメだろうが、グラスフェッドビースの美味しさを知っていたら分かる。

 このあと、ポトフーにしたら、これまた別の美味しさが爆発。
シチューのように長時間煮込まなくても、味が出て、最高のスープが出来る。
スープから引きだしたテイルの肉とスジは簡単に齧り取れる。

おかわり!



2012年11月21日水曜日

1208ロンドン16:バラマーケット

 ロンドンブリッジ駅の西側を出ると歴史のある市場「バラマーケット」
毎週金曜と土曜日に開かれる、主としてオーガニック食品とデリ。
金曜日の昼過ぎにでも行くとすごい人。
それぞれ専門の店のオンパレードで見事。
(2012年8月記)




2012年11月20日火曜日

白鳥飛来

雨模様の11月20日の朝6時55分、荘内空港行きのバスを酒田駅前で待っていたら、上空を甲高い鳥の声。
いくつもの鳥のグループが東に飛んでいる。
一つのグループは数羽。
続々と来る。全てきれいな編隊を組んでいる。
隣に居たおじさんがつぶやいた、
「白鳥だ!」
酒田に白鳥が飛来した。
……鳥インフルエンザなんて持ってくるなよ……
本格的な冬に入る。

2012年11月18日日曜日

1208ロンドン15:オーガニックエッグ

 今度は「Daylesford」の卵を朝食で。
普通のスーパーで買って来た卵と比較する為、オーガニック2コ、普通の卵1コを一緒に目玉焼き。
普通の卵は日本でいう赤玉。オーガニックの方は、青白い。すごい色だな!


 フライパンに放り込んだら、オーガニックの方1個がつぶれてしまったが、まあいいや。
ヨーロッパの卵の黄身は一般的に白っぽい色をしているが、このオーガニックの黄身は日本の卵のような濃い黄色。
普通の卵だっていいのを買ってきてるんだから、美味しい。
そして、オーガニックの方を口に入れたら、違う!
卵というよりも、肉を食べている感じだ。
ああ、びっくり。
(2012年8月記)



2012年11月15日木曜日

カツオのタタキにニンニクスライス

今年のカツオはどこに行っても時季は遅いが素晴らしいのが入っているという。
会津若松の「えびす亭」で「鹿児島産のすごいカツオが入りました」

それなら、今晩はホテル泊りなので問題無いから「ニンニクスライスで」
会津ではニンニクで食べることをしないようだが、ここの大将はよくわかっている。

炙ると皮が香ばしくなる。
スライスする時、間に切れ目を入れる。
そこに薄くスライスしたニンニクを挿し込む。
醤油を付けてがぶりとやると、しっかりしたカツオの肉を歯で切り裂き、そのあとパリッとニンニクスライスを齧り切る。
ニンニクの香りがぴちっと弾けてカツオに荒々しく絡まり、口の中を騒がせる。
がしゃがしゃとかみ砕いていくと、ニンニクがねっとりとなる。
カツオの身にますます魔味が加わる。

カツオのタタキはニンニクスライスが最高だね。

2012年11月13日火曜日

1208ロンドン14:オーガニックラム

「Daylesford」で買って来たオーガニックラムのパックを開けると、骨付き半丸ロインが、3本と4本の2つに分割されていて、リブボーンの先端部分がきちんとトリミングされている。
おまけにリブボーンを交差させ、このままオーブンに入れればいい状態になっている。
レストランレベルの調理直前パックだな。
だからこんな大きなトレイに入っていたのだ。


フライパンを熱し、表面に焦げ目を付けてから、鍋で蓋をして蒸し焼きロースト。
30分ほど弱火で放っておき、そろそろいいかなと上げてカットしたら、最高の出来!

感動の美味しさ!
こんなラム食べてしまったら、これからどうするんだ〜〜〜!!
皆さん、ノッティングヒルの「Daylesford」に行ったら、奥のレストランに入り、横の精肉売り場にあるラムを指定調理して食べてください。普通のラムを食べられない不幸な体になります。
(2012年8月記) 



2012年11月8日木曜日

アカミズ

EU1208途中の割り込み

米子で出会ったのはアカミズ。
アカミズはハタ科で、クエの小型版といったところ。

壽庵は良い素材を使ってくれる小さな料理店。

今日のお勧めの中に分からなかったのがこのアカミズ。
造りは、クエの刺身はトロリとしたおっとりさがあるが、アカミズは小型だけにシャキッとした爽やかな肉。



ドロエビは見た目は期待出来そうにない状態だが、食べればびっくりの美味。
この海老は山陰から山形県の酒田辺りまでで捕れるようだが、たいした量が取れないのと、鮮度がすぐに落ちるので、地元でしか流通出来ないようだ。

2012年11月7日水曜日

1208ロンドン13:庶民派オーガニックの店

ノッティングヒルにはポートベロー通りという骨董市の立つ通りがあり、観光客向けのガラクタ通りでもある。
この一画、ポートベロー・グリーンマーケットの前、鉄道軌道の下にもう一軒オーガニックの店を発見。
Portobello Wholefoods



店内は狭く整頓されてない感じだが、庶民派オーガニックの店。
「Daylesford」は、若い客で、食事をしている人も多いが、こちらはお年寄りの普段の買い物店、といった処かな。
ここら辺、オーガニックが定着しているようだ。
(2012年8月記) 



2012年11月6日火曜日

松江から米子まで寝台特急28分

佐賀から米子まで行くのに、まず福岡空港までJRで行き、小型飛行機で出雲空港に飛び、松江駅までバス。
松江駅から米子に行くのに、鈍行が行ったばかりで、次は24分後に出る特急があるが、行き先は「東京」とある。
そんな列車があるのかと緑の窓口に行き聞いたら寝台列車。
特急「サンライズ出雲
全車指定。

米子まで買ったら駅員はちょっと得意そうな顔をして「はい、ながながざせきです」
なに? ながながざせき? なんだそれは?
これは「ナガナガ座席」
なんだか分からないまま列車が入ってきたら、豪華そうな寝台列車だ。
ナガナガ座席は5号車。
2階式のカプセルホテルのようなユニットがずらりと並んでいる。
座席とはいっても、横にナガナガ寝れるようになっているわけだ。

隣との仕切りは頭になる窓側に1/3ほど。
松江から米子なんてすぐだから、ナガナガ寝るわけにも行かず、あぐらをかいてきょろきょろ。
車掌がチケットチェックに来たので「松江から米子行くのにこんな列車に乗ったの初めて」といったら、車掌すまなさそうに苦笑い。
このまま寝て行けば、朝7時過ぎに東京に着くわけだ。宿泊代無しで安くていいな。
しかし仕事があるのでそうも行かず、28分で米子着。
せっかくの寝台車、寝る暇無かったが、面白かった。
旅に出るとこういうハプニングがあるから楽しい。
後で調べたら、この寝台特急、人気があり、金曜日など満席になっている。
さて、米子で出会う美味しいのはなんだろうか。

2012年11月5日月曜日

1208ロンドン12:オーガニック食品企業「Daylesford」

ノッティングヒルをぶらついていたら「Daylesford」があった。
ロンドンの西、コッツウェルズが元となったオーガニック食品企業。
日本でも活動をしている。
オンラインショップもある。



店内は、アイテムは少ないが充分選ばれた製品の小売りと、レストラン、カフェも併設されている。
小売りとレストランが自然と一体になった設計。
内部でも結ばれている隣には調理道具の店もある。
レストランのキッチンは清潔で引き締まった設計。
精肉もレストランの横で販売されていて、後ろのバックヤードなんか一流の厨房のようだ。
いい店は、どこもきれいでシェイプアップされている。




ロンドンで、色々レストランも行きたいのだが、こんな店があちこちに見付かってしまい、すぐ買い込むから、どうしてもアパートで調理になってしまう。
(2012年8月記)