2015年8月30日日曜日

15ロンドン15-ドライエージドビーフの熟成期間は28日

 ロンドンで販売されているドライエージドビーフは、レストランも含めて今までは全て28日間だった。
Clapham Common駅から「倫敦漱石記念館」に行く途中見かけた食肉専門店でもやはり28日間。
どうやら28日(4週間)というのが標準の熟成期間のようだ。
 ところで、夏目漱石は最終的にとても高級な住宅街に住んでいたんだな。
この周囲の住宅はほとんど1800年代のもので、4ベッドルーム標準。
漱石はここから当時既にあった地下鉄の駅まで、公園の中を歩いて通ったそうだ。

 高級車と歴史的住宅の中に、年代物の郵便ポストが現役。
道路から車を除けば漱石の居た1901年になる。
この時ロンドンでは既に地下鉄が走っていた。
漱石記念館は一般の住宅の中にあるのでわかりにくい。

80B,The Chase(Chase通りの80丁目)の住宅のBの呼び鈴を押したら、ここを作った恒松郁生さんの奥様が対応してくれ、興味のある話をしてくれた。
行かれる方は、ホームページで開館スケジュールを確認して下さい。

2015年8月28日金曜日

15ロンドン14-食品衛生レベルの店頭表示

 多くの先進国の食品を扱う店の店頭には、保健所がその店の衛生状態の格付けをしたラベルが貼られている。
ロンドンでも5段階で格付けされ、店頭に貼られていた。
何件かの店の格付けを見たが、全て最高レベルの「5」

 4以下のラベルが見つからないが、衛生レベルが低い店は商売が成り立たないのかもしれない。
ならば、衛生管理上いいことだ。
ニューヨーク、サンフランシスコ、コペンハーゲン、どこもあったが、日本では?……
東京オリンピックまでにいかがですか?

2015年8月23日日曜日

15ロンドン13-豚骨付きバラ肉のステーキ

米国で重量をごまかして問題になったホールフーズはロンドンでもハイストリートケンジントン駅近くに大型店がある。
肉売り場は陳列ケースを新型に変えてあった。
 ドライエージドビーフの専用の陳列熟成庫はそのままで、ショートロインのブロックが真っ黒にエージングされている。
豚肉コーナーにバラ肉一本分の厚さの切り身があるので、これを今晩はステーキにしよう。
 UKの判子が押された皮のまま。
この、皮がコリッとして最高で、脂肪との間にあるゼラチンも魅力的風味で、脂がまたとろりと妖味。

2015年8月20日木曜日

15ロンドン12-ラムチャップ

 一時のオンボロホテルからアパートにチェックインするまでの時間、間にあるハイドパークを散歩。
鴨の親子がのんびり。
 ケンジントン宮殿前の庭は花盛り。
 歩き疲れて木陰に寝っ転がったら、空が違って見えた。
アパートに引っ越し、荷物を空け、近くの庶民風フレンチ風レストランへ。
分厚いラムチャップが2枚、てんこ盛りになって出て来た。
蟹食ってるみたいに骨から身を外して着々と食べ始めた。
ラムの香りがたっぷり。

2015年8月19日水曜日

15ロンドン11-醤油ベースのステーキソース

ノッティングヒルのおしゃれなレストラン「granger
ここにはセレブや子供連れのお母さん、家族、時々男性カップルも混じるバラエティに飛んだ客層。
ノッティングヒルブランドのビールがあり、濁り気味のトロッとした美味しさ。
 つまみにオリーブを頼んだら香りづけにオレンジの皮が入り、これがまたオリーブオイルに絡まっている。
このオリーブは最高。オリーブってこんなに美味しい物なんだ!
 メインは28日熟成のサーロインステーキ。
ハーブがたっぷりかかっていてステーキが見えない。
 葉っぱをどけたら網焼きにしたステーキがすごい迫力で現れた。
かなり鋭角に2箇所ばかりソテーカットしてある。
見事にミディアムレアに焼けた断面。
一口大にカットしてミニカップに入っていたソースをかけたら、醤油ベースだった。
わずかにポン酢味になっていて醤油の1/3程の濃さに調整されている。
このソース、ビーフステーキにピタリと合う。
ノッティングヒルビーフ2本、白と赤のワイン一杯ずつでゆっくりステーキ食べ尽くした。
支払いの時気になり、この醤油ベースのソースは(私は日本人だからうれしいが)ここのお客さんたちにどう受け取られているのかと聞いたら、「人気ありますよ」
日本の醤油、自然に入り込んでいるね。

2015年8月18日火曜日

15ロンドン10-バラマーケットでWAGYUのバーガーと一緒にラクダ……

 ロンドン・ブリッジにある週末だけオープンする巨大な「バラマーケット」は食専門。
肉も多くの店があり、高品質はオーガニックとドライエージド。


 この大混乱状態のマーケットに和牛はないと思ったらハーガー専門店で見つけた。
「和牛ビーフバーガー」1枚3.5ポンド、4枚で12ポンド。
コメントには、日本原産のオーストリア産で、素晴らしい風味……とあり、和牛肉89%、オニオン10%、シーズニング1%。
和牛ビーフステーキもあり、こちらはキロ45ポンド。サシは殆ど無い状態。
なるほど、と思ったら、他にあるバーガーが、ダチョウ、ワニ、シマウマ、ラクダ。
和牛はこれらと同じカテゴリーか?

2015年8月17日月曜日

15ロンドン9-ロンドン式ブレックファースト

 朝からメールチェックや原稿書いてたら腹が減り、ホテルのトーストとオレンジジュースじゃ満足できないので、近くの「カフェ・ダイアナ」へ。
この店、店の壁中がダイアナさんの写真や手紙。
ダイアナさんは店に来たこともあり、店の前からハイドパークに入ればケンジントン宮殿。その途中にダイアナメモリアルロード。ダイアナエリアだ。
フルブレックファーストではちょっと重そうな気もしたので、半分。
目玉焼き1個、ベーコン(と言ってもロインも含めたフルカット)2枚、ソーセージ一本、ベイクドビーンズ、ブラウンブレッドのトースト二枚と大きなカップの紅茶。これで8.85ポンド。
腹いっぱいになり、ホテルに帰る途中工事中のマンションがあり、昔ながらのイギリス風建築。
日本で新しく和風の家を作る人は居ないが、イギリスでは新築も旧式にする人がたくさんいるし、百年以上経った家を買って内装を近代化するテレビのショウもある。

2015年8月13日木曜日

15ロンドン8-daylesfordのオーガニックビーフステーキ

映画「ノッティングヒルの恋人たち」で有名になったノッティングヒルは、週末市(ボロ市?)のポートベロー通りと、通りを一歩入ると全く違う静かな住宅地のエリアだ。
この住宅街には収入、生活、あるいは感覚面で豊かな人が多いようで、美味しいものも揃っている。
その中の一つ、オーガニック農場の食材を提供している「daylesford」は食材とオーガニックカフェの店。
東京の青山にも店があるようだ。
食材は全てオーガニック。


 夕方早めに入り、まずはここのエールビール。
500ミリリットルの大瓶で、ちょっと重めの香りがあるのをぐぐ〜〜っと。
 黒板メニューにある今日のスペシャルからアバディーン・アンガスのミニッツステーキを注文。
ミニッツの意味は、一分間で焼ける、あるいは小さめの、という意味。
出て来たステーキは、添えてある野菜も含めてなんとも上品。
イギリスの牛肉は赤身で、熟成させても少し荒々しさが残っているが、この牛肉は見た目だけでなく食べても上品。ノッティングヒルらしいな。

付け合わせのポテトとみじん切りにした夏野菜サラダも素朴な美味しさ。
ゆっくり食べ終わり、ゆらゆらと歩いて帰っても、ロンドンの夏はいつまでも陽が高い。

2015年8月9日日曜日

15ロンドン7-ハロッズのイートイン

 このイートインコーナーには、魚、ロティサリー(あぶりやき)、キャビアがあり、どこも客がよく入っている。隣にはデリカテッセンやサンドイッチ、寿司、中華など、豊富な売り場。
ここは食品関係者必見。



2015年8月6日木曜日

15ロンドン6-ハロッズのWAGYU

昨年は肉売り場に日本の和牛はなかったが、今回はあった。
イートインのステーキコーナーと連動しているわけだ。
神戸牛A4で、価格はキロあたり395ポンド。8万円!!
オーストラリア産のWAGYUと並んで陳列されていて、こちらは195ポンドだが、250ポンド以上するアイテムもある。

その横に和牛のバーガー、スペインとあるが、これはいったい何だ?
豚肉コーナーに、皮付きのロインとバラがある、うまそ〜〜!!

2015年8月5日水曜日

15ロンドン5-ハロッズのザ・ステーキハウス

 このイートインはいつも流行っている。
陳列してある肉と厚さを指定してカットして焼いてもらい、カウンターで食べることが出来る。
価格は肉の質とカットした重量で計算。
看板表示の価格は写真のとおり。


 今回は神戸肉の指定証が置いてある。
後ろの冷蔵庫にある和牛は神戸のということだな。
昨年はオーストラリア産の和牛が看板の価格表に出ていたが、今年は神戸になり、価格は表示されていない。小さな方に表示されているのだろうが見れなかった。
次はここの肉売り場の方に行ってみよう。

2015年8月4日火曜日

15ロンドン4-ハーベイ・ニコルズの肉売り場が無くなった

 ハロッズの並びにある高級デパート「ハーベイ・ニコルズ」は5階(日本でいう6階)にフードコートがある。
 昨年来た時は肉売り場があったのだが、今回無くなっていて、サンドイッチ売り場になっていた。
サンドイッチは顧客がパンとフィリングを指定して作ってもらうシステム。
このシステムはほとんどのところにある。
生肉売れず、サンドイッチになったのか?
外に出たらキンキラキンの飾り付けをした自転車が信号待ち。何の広告か不明。
次はハロッズに行ってみよう。