2015年7月31日金曜日

15ロンドン2-セルフリッジのWAGYU

 日本の食肉業界で最近話題になっている和牛の輸出について、ロンドンの売り場はどうなっているか、昨年に引き続き調べてみることにした。
まずは巨大デパート「セルフリッジ」のフードコートの肉売り場へ。
昨年来た時も日本の和牛はなかったが、今回も同じ。
プライスカードにはUK産(イギリス産)のWAGYUとあり、
リブアイとサーロインがキロあたり125ポンド(ポンドはこの時点で200円ほどなので約25,000円だ。
ヒレは160ポンド。ヒレが付いたままの骨付きショートロインは105ポンド。
これに対して地元の普通の牛肉は30〜40ポンド程度なので、イギリス産の和牛なのにずいぶん高い。
モモも含めて各部位をバランスよく陳列しているので、セットでの仕入れから商品づくりをしているようだ。

セルフリッジのフードコートはイートインも含めて充実しており、見ていて楽しい。
一画に「TONKOTSU」(豚骨)というラーメンのカウンターがある。寿司コーナーもあり、ロンドンの日本食人気は相変わらずだな。
酒売り場には試飲マシンがあり、ワイン、ウイスキーなどを、ワンショット分カードで買える。マシンの下にティスティング用のグラスが並んでいる。これはいいシステムだ。

15ロンドン1-ブラック&ブルーのドライエージドビーフ

 全日空のヨーロッパ方面行きは羽田発着になったのでうれしい。
吉祥寺からバスで羽田だと以前は三宅坂をぐるっと回っていたが、今は新宿から地下の高速を通ってすぐに大井町に出るので1時間ちょっとと画期的だ。
ヒースロー空港に着いたら、こちらも新しい第2ターミナル。
ヒースロー・エクスプレス15分でパディントン到着。
短期アパートに入るまでのとりあえずの小さなホテルまでタクシー10分。
このホテルは住宅をホテルにしたもののようで、外観は高級住宅だが中に入ると愛らしく親切な小さいボロホテルだった。

シャワー浴びていそいそとステーキハウス「ブラック&ブルー」へ早足で。
時間早めで未だ空いていて、まずはロンドンビール。
昨年までこの店でビールと言ったらメキシコのコロナだったが、今回はちゃんとロンドンビールがいくつか揃っている。ビールが名物の町なんだからそう来なくっちゃ。
 ステーキはスコティッシュビーフを28日間ドライエージドしたリブステーキ280グラムを注文。
来たステーキの端をカットしたらさっぱりとミディアムに焼けた断面。
がっしり口に入れたら薪の香りが口内から鼻に抜けた。
さっぱりとした赤身肉、噛みごたえがあるところがイギリスだな。

2015年7月14日火曜日

鱧出汁そうめん

昔、鱧なんて知らなかった時代(何しろそのころ東京に鱧なんて無かったんだから)、魚の調理実習で鱧を茹でたスープを捨てて叱られた。
「世界一のスープを捨てた?!」

米沢の「亀清」で「仕上げに鱧出汁そうめんいかが?」
落としの湯通しに頭と中骨も加えての出汁だ!
こういう時に炭水化物ダイエットなんて関係無い。
「そ、そ、それ、ください!」
米沢は盆地なので夏は暑い。
その中で世界一のスープの冷たいそうめんは天国」

2015年7月8日水曜日

塩わさび

 東京のセミナーが午後終わり、新幹線で福山経由、尾道に夜8時過ぎに到着。
いつもの「保弘」は満席で、禁煙のカウンターの真ん中に一つだけ「予約席」がポツンと空いていた。電話しておいてよかった!
今日のお勧めから、鱧の落とし、じゅんさい、鯛の薄造りを頼み、目の前の枝豆を食べながら生ビールをグ〜〜〜っと。
 この店のお客さんはたくさん頼み、たっぷり飲む。美味しい店はこうでなくっちゃ。
芋焼酎のロックになって落ち着いたところで、穴子の白焼。
そこに小皿に美味しそうな粗塩を入れたのが出て来た。
なんだ?
女将さん「塩わさびの塩」

 ここで穴子の白焼は塩とわさびで食べるんだ! おもしろい!
穴子の切り身にわさびを載せてから塩を付けてパクリ。
う〜〜〜ん、これはいい! 初めてだなこういう食べ方。
仕上げに鮪の赤身を2カンと赤出汁(赤ざし)
マグロは大間のだ。
すっかり満足し、尾道の港の風に吹かれながらヨタヨタとホテルへ。
いいねえこの町。