2014年4月30日水曜日

1404ウィーン11:ラムの煮込み

春野菜のスープが広がっている。
甘くなく、逆にスパイシー。
日本でいえば山菜だな。
そのあと今日はラムの煮込み。
ラムのモモとショルダーの厚切りスライスが、たっぷりのシチューになっている。
オーソブッコのラム版だな。
付け合わせはポテトをパティ状にしたフライ。

2014年4月25日金曜日

1404ウィーン10:ホワイトアスパラサラダ

 楽友協会ホールの「ブラームスホール」で弦楽四重奏のコンサート。
コンサートに合わせて軽くドレスアップしたウィーンの皆さんが集まる場所は楽しい。
60代程のご夫婦が多く、奥様達の目立たずしかし高品質の眼鏡など眺めながらチャイコフスキーが始まったが、しばらくしたらいきなり現代音楽に切り替わった。
チャイコフスキーのはずが何故?
こっそりプログラムをよく見ると、チャイコフスキーを何とかいう人が編曲したとある。
つまり、チャイコフスキーの現代音楽化。
ウィーンの皆さんも、声には出さないが「どうなった?」と戸惑っている風。
どこが曲の境目か分からないので、拍手も出ず。
前半がやっと終わってガヤガヤ。
つまらないというのでは無く、サプライズだな。
こんな曲、日本では絶対に演奏不可能だな。
ウィーンの底力。
しかし、この小型のホールも黄金で華やか。
後半はまともな演奏で楽しく、落ち着いた。
終わって「gasthaus zur oper」三度目。
9時半過ぎに入ったが、我々の後からもコンサートファッション組が入店してきた。
この店、コンサート前とアフターコンサートの二度ピークがあるようだ。
ホワイトアスパラ、今晩はサラダ仕立て。
冷たいサラダだと、ホワイトアスパラの香りが引き締まる。

2014年4月22日火曜日

1404ウィーン09:ターフェルスピッツ・コールド版

「Tafelspitz」は、牛肉ランプと野菜の煮込みで名物だが、これはそのコールド版。
「Tafelspitz」にビーフジェリーとrunner beansとなっている。
牛肉を散らしたゼリーと日本でいう大きな花豆だ。
これは一昨年来た時食べて印象に残っている。
花豆は日本のと同じなので産地を聞いたら地元だという。オーストリアでもこの豆が採れるのだ。
ゼリーの上にはちょっとぴりっとしながら甘いオニオンの刻んだのが良い刺激。
オーストリアビール「オッターリンガー」にぴったり。

2014年4月16日水曜日

1404ウィーン08:牛肉の価格比較

 ヨーロッパ広域に展開するスーパー「BILLA」だが、オペラ座東側のショッピングセンター〔上はグランドホテル〕地下にあるこの店舗は別格で、高品質の食材が並んでいる。
肉売り場のビーフステーキのところに、地元産、米国産、そして和牛が並んでいる。
 地元産は、19ユーロ(1キロ〕
米国産は、49ユーロ
そして和牛は、149ユーロ!!
凄い違いだね……
ホットデリコーナーにカリッと焼かれた豚のロースト。


2014年4月15日火曜日

1404ウィーン07:世界一美しいトイレの入り口

 美術史美術館の片隅に日本に行ったら長蛇の列になるだろうフェルメールが静かにおいてある。
いつ行っても人はまばら。
特別な場所以外は写真もオーケー〔フラッシュ無しでの撮影〕
ラファエロの部屋も閑散で贅沢な時間と空間。
 歩き疲れて行く中央ホールのカフェは、世界一美しいカフェといっても良さそう。
そのあとはトイレで、ここも世界一美しいトイレの入り口かもしれない。

2014年4月10日木曜日

1404ウィーン06:ビーフタルタル

「ビーフタルタル・クラシック」で120gと200gを選べるようになっている。
これは昨晩来た時向いの女性が食べていた牛肉の生ミンチをパティにまとめたものだ。
アペタイトとして120gを注文。
シーズニング、ハーブが練り込んである。
皿の横にバターが乗っている。
焦げ目を付けたパンも4枚。
パンをちぎり、バターを塗り、フォークで真っ赤な牛肉を一口大乗せたところに、ウエイターがタバスコを2本持ってきた。
「赤はとってもホット、グリーンは辛くないので、お好みで」
グリーンの方を牛肉に垂らして口に入れたら、甘い肉と青唐辛子の風味が絡まり、う〜〜〜ん……
この美味しさ、カルチャーショック!

2014年4月8日火曜日

1404ウィーン05:ホワイトアスパラ

春はホワイトアスパラの季節。
日本で大型のホワイトアスパラはとんでもない価格で売っているが、ヨーロッパでは季節の野菜なので、安い。日本でいえば白菜みたいなものかな。
ウィーンの高級スーパー「ユリウス」の青果売り場もホワイトアスパラだらけ。
太いのから小さいの、折れてしまった二級品までいろいろ。
 夕食にまた「gasthaus zur oper」に行き、さあ今晩は何にしようか、何しろここのメニューは魅力的なものばかりで、毎日来ても楽しい。
迷っていたらウエイターが「お勧めがありますけど……」
鱈とアスパラの盛り合わせ。
「ホワイトアスパラですか?」と聞いたら胸を張って「当然でしょう!」
やっぱりホワイトアスパラは自慢、誇りなんだ。
先端部分をカットして口に放り込んだら春の香りが広がった。

2014年4月7日月曜日

1404ウィーン04:オバラのサンドイッチ

 ウィーンの中心部「リング内」はトラム〔路面電車〕の軌道で囲まれた地区で、散歩がてらにあちこちぶらつける。
シュテファンから裏通りを行くと、生地専門店、日本でいえば和服の店になるのだろうチロルの衣装専門店、食肉専門店、シガー専門店、イコン専門店……特徴ある商店がちらついていて楽しい。


  ウィーンの繁盛カフェ「オバラOberlaa」のサンドイッチは、まるでケーキ。
オペラ座の休憩時間、ホールで出されているサンドイッチもこういったタイプ。
テイクアウトの包装が、ボール紙で崩れないようにカバーしてから風呂敷包みになっている。いい工夫だ。
サンドイッチを研究している皆さん、是非行ってみて下さい、参考になります。

2014年4月4日金曜日

1404ウィーン03:ラージブレックファースト

 昨晩たっぷり食べて寝たのに、朝起きたら腹減った!
そこで、いつもは夕方ビールとウインナソーセージの店だが、今日は朝食に行こう!
cafe-schwarzenberg
朝食セットの中で1番ボリュームのあるラージセットにソーセージも加えて注文。
パンはでかい篭に数個入っている上に、ハムの皿にもブラウンブレッドが付いている。
ソーセージは半分切ってつまんでマスタードたっぷり付けて齧る。
茹で卵はベリーレア、半熟というより、一部液体。
大きなポットの紅茶をグビリと飲みながら、外のウィーンの風景を楽しむ。
ああ、腹いっぱい!
さてと、予約していたチケット4日分取りに行こうか。



2014年4月3日木曜日

1404ウィーン02:グーラッシュのハンバーグ版

 ミンスド、レバーというのが入ったメニューが来たら、ハンバーグだったのは分かるが、レバーが入っているというのが気になった。
食べてみたら、何とグーラッシュのハンバーグだ。
ウィーン名物グーラッシュは、新鮮なレバーが入ったミートボールのスープだが、これがそのままハンバーグになっている!
 それにフレッシュな風味のグリーンピースがたっぷりガロニで別皿で出て来る。
グーラッシュの魅力が塊になり、チビチビとつまみながら、飲み物はビールからキリッとしたハウス白ワインへ。
もう一つのメインにスキャロップのグリルを頼んだら、これはプラウンともいうべき大きな海老をただグリルし、たっぷりの野菜と盛付けてある。シンプルそのもの。
海老は弾力のある肉でポリンと音がするよう。

すっかり満足してアパートに倒れ込もうとしたが、オペラ座の方からリゴレットの演奏が聞こえてくる。
今日は「リゴレット」の幕開け日で、照明に飾られたオペラ座の横に巨大なスクリーンとスピーカーが設置され、実況中継。
何しろ大通り側なんだから、誰でも只で見れる。
凄いね、さすがウィーン。
このリゴレット、3日後のチケット手に入れてあるので、楽しみだな〜〜!

2014年4月2日水曜日

1404ウィーン01:目盛り入りビヤグラス

オーストリアはオーストラリアと間違えられることが多いということで、オーストリア航空は最近チロリアン航空と言い出した。
こちらとしてはウインナ航空といってくれた方が分かりやすいが、日本でいえば東京航空となるわけで、いやなのかな……
チロリアンは、チロルの人々なので、なるほど合っているかもしれない。

 そのチロリアン航空でウィーン到着、いつものオペラ座前の小さな短期アパートに入り、シャワー浴びて、今夕は目の前の超繁盛店「gasthaus zur oper
今年のウィーンは暖かく、広いアウトサイドがオープンしているので、いつもは予約に苦労するのだが、今日は予約無しですんなり入れた。
早速ここのハウスビールでオーストリアを代表するオッターリンガーの半リッターグラス。
グラスには規格の0.5l表示がある。しっかりしていいね。
アペタイトに、日本では食べられなくなったビーフカルパッチョ。
実に薄いスライスが皿に貼り付けられ、マヨネーズ風ソースとたっぷりの香草。
もう一つのアペタイトはスモークサーモンだが、台にたっぷりの熟成したアボガド、その上に薄くクリーム、そして粗く刻んだサーモンがたっぷり。
すぐビールお代わり!

時期は宵が次第に遅くなる初夏にこれから入るあたりで、食べているうちに周囲は藍色に包まれてきたが、テントの上には暖かいヒーターがあるので、体ポカポカ。

2014年4月1日火曜日

巨大フグ白子のみぞれ鍋

 この時季、中国地方の西側は何といってもフグ。
松江の「いと賀」で、刺身のあと、小さなフグの皿が出て来た。
 やっぱりフグはいいなと味わいながら、最初から置いてあった小さな鍋が気になっていた。
どうもこれは最終の一品のようだ。
最終ということは、びっくりがありそうだ。
そして、出て来たのは、でかいフグの白子が2個。
 それを一人鍋にコロンと入れて温め出した。
うわ!!〜〜〜 この白子、でかいね〜!
元はどうなっているのか両手で捧げるように見せてくれた。
ぎゃ〜〜〜! こんな大きいのだった。