2013年7月31日水曜日

2013EU-02:ベネチアのレストランでディスカウントサービス

 マイレージを使った只航空券と、ヨーロッパ国内安航空券を使うと、ベネチアまでずいぶん遠いな。フローレンス空港から鉄道駅まで行き、列車でまた2時間で、やっとベネチアのサンタルチア駅。
まあいろいろ見れるから面白いけど。
着いたら、目の前は運河。
自動車の類いは一切無い。
移動手段は自分の足とボートだけ。
 乗り合いボートで借りたアパートのある駅まで10分。
鍵の受け渡しに来たおばさんと出会えた。
60平米ほどある1LDKが一泊70ユーロ。
ホテルとほぼ同じコストで倍の広さとキッチン。
アパートは鍵の受け渡しが面倒だが、入ってしまえば快適。
シャワー浴びて外に出たらいきなり雷がゴロゴロ。
石造りの街だからよく響くな。街そのものがコンサートホールみたいなもんだ。
降り出してきたので目の前に出現したレストランに飛び込んだ。
大きなグラスのビールをグビグビ飲んでいるところにステーキが置かれた。
味付けもせず、ソースも無しの、グラスフェッドビーフ。
これこれ、このシンプルなのが最高。
しっかり噛むとじわじわと味の出て来る肉だ。
ああ、落ち着いた。
請求書に「Sconto」とあり、マイナスマークがあるのでこれはなんだと聞いたら「ディスカウントです」
レストランでまけてくれたの始めて。
いい気持ちでふらふら歩いて帰ったら、この街は私の好きな、路地、横道、突き当たりだらけ。
ベネチアが始まった。

2013年7月30日火曜日

2013EU-01:ドゴール空港のPAUL

 成田からコペンハーゲン経由でパリのシャルルドゴール空港着。
ターミナル2に到着したので、泊まる空港内ホテルがあるターミナル3までシャトルで行ったら、出た外側にホテルibsがあった。
空港内にあるホテルはシェラトンがあるが、一泊2万円以上。しかしこのホテルなら8千円。部屋は狭いが、寝るだけだからな。
一泊さっぱりして翌朝、シャトルに乗ってターミナル2に行き、そこから動く歩道を延々と歩き、2Fターミナルに出て、今度はシャトルバスにN2乗るとやっとターミナル2G
に到着。
ウロウロ歩いていると空港内にはパリのベーカリー「POUL」が各ターミナルに出店している。
空港内を行き来する旅行者はボロボロの格好をしているが、そこにこのお洒落なベーカリーがあるのは、パリらしいアンバランス。

貨物輸送用みたいな飛行機で飛び立ったら、大きく曲がるセーヌ川が見える。
フローレンス(フィレンツェ)空港まで2時間。

2013年7月19日金曜日

鮎御飯

鮎御飯を楽しみに「まき村」にやってきた。
素晴らしい一連のコースが終わり、テーブルの真ん中に土鍋が置かれ、蓋が開けられた途端鮎の香りが立ち上がり、充満し、鼻ひくひく、そして撮影。
たっぷり香りを味わったあと、まずは一膳。
この鮎、ただ調理したのでなく、骨の出汁に一晩漬けて香りを凝縮させるなどの下処理をして炊いたもの。
もったいなくもあっという間に無くなり、お代わり。
仕上げは香りたっぷり含んだお焦げ。
ああ、天国の晩餐だった。

2013年7月16日火曜日

ローストビーフを出し汁で

ローストビーフに薄味の出し汁がかかっている。
オニオンの薄いスライスがトッピング。
和風仕立てということになる。
こういう食べ方もいいね。

2013年7月12日金曜日

ブルックリンパーラー博多

 宴会前にちょっとビールとワインで一杯。
川端商店街の博多座側の出口の信号渡ったところに、本も置いてあり、気軽に飲めるパブがある。
ブルックリンパーラー博多店
このところヨーロッパではグルメバーガーブームで、高品質のハンバーガーが大人気だが、その日本版。
オーダーシートがあり、肉、チーズ、トッピング、ソースをチェック。
5分ほどで出来上がり。

厚さでは無く、高さと表現出来るバーガーが出て来た。
出て来た途端、思わずグラスワインを注文。
しゃれた店があっていいね。
アウトサイドスカートのステーキもあるので、次回挑戦。

2013年7月11日木曜日

ハトシ

海老をパンに挟んで揚げた中華と洋風のミックス料理。
これは西洋との接点だった長崎で出て来た。
刺身、焼き魚と、焼酎で散々やっていたところにこれが出て来たら、突然ワインが飲みたくなったが、そうなるとリスタートになってしまい、飲み過ぎ食べ過ぎになるので、これで仕上げ。

2013年7月10日水曜日

あぶってかも

佐賀から博多へ。
川端商店街では「博多祇園山笠」の山車が並び始めている。
この街、祭りの為に人生があるようで、夏は仕事は二の次で、祭りに没頭する。
こういう真剣さうれしいね。悪人、ずるいヤツが出にくくなるんじゃないかな。
いつもの「ふじ本」に行ったら「あぶってかも」がある。
変な名前だが、これはスズメダイで北九州辺りの季節物。
顔を見たらたしかに雀に見える。
小さくても鯛で、白身が美味しく、皮と一緒に齧ると旨味抜群。
但し、骨が鋭いので、縁側の骨を齧るには充分注意。

2013年7月9日火曜日

焼酎の小売価格

宮崎県高鍋市から佐賀へ行くのに、嵐が来ている為、高速が使えなかったら、大分から博多経由の九州半周の旅になるところだ。
幸いバスは走り出し、都城北、えびの高原辺りを経由して、時間通り新八代駅到着。
九州新幹線で新鳥栖経由し、佐賀駅到着、シャワー浴びていつもの居酒屋へ。
ビールに刺身で一杯やり出し、焼酎は何を飲もうかとメニューを見たら、小売価格の不思議さに気が付いた。
一般的なのは500円前後だが、百年の孤独が990円、そして伊佐美は10円高い1000円。魔王も同じ1000円。
貴重さと価格は余り比例していないのかな?
訳のわからないものがあると食べたくなるが、メニューには「エツゴの唐揚げ」なんてのがある。
なんだかわからないまま頼んだら、この辺りの干潟の名物むむつごろう等の仲間のようで、見た目には大きめのワカサギ。

2013年7月4日木曜日

高鍋-5:手作業のパッケージ

包装室に入ったら、百年の孤独がパレットに積み上げられていた。
この貴重な焼酎が、こんなにまとまっているなんて、夢のようだ。
瓶のラベリングも手作業。
瓶全部を囲む独特のラベルを巻き、口部分を折り込み、キャップの上から和紙でカバーして出来上がり。
 黒木本店の焼酎はこればかりではありません。
私の愛飲しているのは「㐂六」
今回の見学で見付けた「たちばな」は、地元の皆さんがいつも飲んでいるもので、20°の家飲みタイプはこのあと地元の酒屋「焼酎屋」に行って1箱仕入れた。
黒木本店のホームページにはこだわりが写真と共に入っています。
忙しい中を案内して頂いた工場長に感謝致します。

2013年7月3日水曜日

高鍋-4:「百年の孤独」の元

巨大な倉庫に、百年の孤独が入った樽が大量に積み上げてある。
一部しか写真に入らない。
この中から、そろそろ熟成が出来た頃かな? と選び出すと、1割ぐらいしか合格していない。
あとの9割は更に寝かせる。
合格したのでも、樽によっては色が濃すぎるという。
新しい樽ほど色が濃いということ。
濃すぎて何が悪いのか? 百年の孤独は薄いウイスキーのような色も魅力なのに……

これは、濃すぎると酒税法に引っかかるのだ。
変な税法だな。
そこで、濾して、色を規定迄薄くする。
百年の孤独が貴重な理由はこういったところにあるわけだ。
樽は近くの委託している工場で製造するが、何回も使う。
ある程度使うと、樽をばらして、内側を削り、再組み立てする。
一つの樽を30年ほど使うという。
熟成、樽の使用年数と、時間がゆったりと流れる世界だな。

2013年7月1日月曜日

高鍋-3:発酵し始めと蒸留直後

黒木社長と歓談したあと、いよいよ黒木本店の工場見学開始。



きれいな工場内の発酵室には甕がずらりと並び、そのうちの一つ、発酵し初めのところを試飲。
もうアルコールが出来始めていて、どろりとしたのをちびりと舐める。

麦の香りが出ていて、粒が唇に引っかかる。
次は蒸留機に行き、蒸留直後の透明な液をグラスに注いでくれて「60°ですから、ちょっと舐める程度でどうぞ」
最初の一口は鋭く口内と咽に刺さった。
「もう一口舐めてみて下さい」
今度は香りが口、咽、そして鼻から頭にかけて豊かに広がった。
すごいな! でも、なぜだろう?
「一口目で慣れ、二口目で香りが分かる」ようだという。
これは、工場でないと経験出来ない。