2014年5月30日金曜日

琵琶湖のモロコ

 軽く焼いたのが出て来たが、そのあと小さな炭火コンロ。
「これで表面をパリッと焼いて下さい」
うれしいサービスだね。
そして鮎で必須の蓼酢。
パリッと焼かれたモロコに、蓼酢を付けて、京都の初夏。


2014年5月28日水曜日

アワビの炊いたん

アワビは刺身だとコリコリだが、加熱すると全く違ってくる。
野菜と炊いたのが出て来た。
ふっくらと軟らかく炊き上がっている。
さっきから大分いろいろ食べてきて、腹が……
ふと坪庭を見ると大黒様が置いてあるが、その腹が私の腹に見えるな。

2014年5月26日月曜日

ヒメマスの皮

ヒメマスは上品な魚。
特に皮。
皮と実の間のゼラチンがちょっとぬるっとして妖味。
焼かれて出て来た切り身は、皮を上に盛付けてあり、皮にスジを入れてから焼いてある。
なるほど、こうすると、ゼラチンヌルも楽しめるし、皮のパリッも味わえる。
くるりと曲がったハラスの脂身が焼酎に合うね。

2014年5月22日木曜日

魚と野菜をそのまんま

 良い素材を、そのまま炉端で焼くだけ。
ろばた 翔
この店は、突き出しが刺身の盛り合わせで、4種類程を人数分のスライスにして出してくれる。
イサキの丸焼きの骨をしゃぶったあと、玉葱の生スライスを頼んだら抜群。
 そこで次はこの玉葱の丸焼き。
でかいのがぽっこり焼き上がり、甘くトロリ。
椎茸焼きは、笠を下にして出て来て、笠の凹みに汁がたっぷり。
「その汁をすすってから食べて下さい」
何でもそのまんま焼くだけ、素材の味そのままがいいねえ。

2014年5月20日火曜日

岡山の穴じゃこ

「穴じゃこ」と書いてある。
何だと聞いたら「宿借りの仲間」
なんだか分からないがとにかく注文。
ザリガニのようだ。
唐揚げにしてあり、丸ごと齧る。
感覚はサワガニのでかいのみたい。
岡山名物。

2014年5月14日水曜日

1404ウィーン14:Tafelspitz

 最終日の昼過ぎ、リンク東から北への一画に迷い出たら、役所らしき立派な建物を発見。巨大な双頭の鷲が羽根を広げていた。
前回食べた「Tafelspitz」はコールド版のアペタイザーだったが、今日は正しいのを食べよう。
最初にディナープレートの上にスープカップが置かれた空のセットが来る。
そして真鍮鍋に入ったTafelspitzが登場。
 まず、スープだけスープカップに入れて味わう。
コンソメスープそのもの。
 スープがある程度減ってきたところでウエイターはスープカップを持ち去り、その下のディナープレートに肉と具を盛付ける。
大腿骨を輪切りにして中の髄を出したマローボーンが1個入っている。これをスープに入れると美味いんだよな。焼いてトーストに乗せるとまるでチーズになる。
スープでに浸したランプ肉は軟らかくブレーズされて最高。
一人前に厚切りランプ肉2枚が入っている。結構なボリューム。

マローボーンの中身もほじくって食べよう。

2014年5月13日火曜日

1404ウィーン13:ラムのサドルカット

 ミュージアム・クオーターにクリムトとエゴンシーレを見に行く。
この美術館には向いの美術史美術館が観賞出来る場所に額縁に見立てた大きなガラス窓がある。
ウィーンらしい展望。
 クリムトで驚いたのは、椅子に座った若い女性の手の平大の絵があるのだが、これがまるで写真のように詳細。広く知られている「接吻」「死と生」などとは全く違う。力量のある画家だったんだな。
坂を下りてナッシュマルクトに行くと相変わらず大繁盛。
肉屋においしそうなラムがあったので、サドルカットとチョップを購入。
トルコ食材の店ではコロッケとソース。
ついでにパンも買い込むと、今晩のメニューは決まり。



2014年5月7日水曜日

1404ウィーン12:豚バラステーキ

 オペラハウスで「リゴレット」
着飾った紳士淑女を観察するのもオペラの楽しみ。
前のグループはイタリア語、後ろはフランス語、隣はドイツ語、あちこちの言葉が錯綜。
中央ホールはいつ見てもため息が出る歴史的環境。
 休憩でオーケストラボックスの指揮台を除いたら、スコアの厚さが5センチはある。
リゴレット役の方は72歳で、その朗々とした歌声に、終わったら聴衆全員スタンディングオベーション。何周年だか何回目だかの区切りの日だったとみえて、舞台衣装をプレゼントされ、会場中からフラッシュ炸裂。
終わったのが10時過ぎなので、今晩はアパートで夕食。
豚肉はバラを1センチ厚にスライスしたので、これをステーキに。
オープンケースで売っている豚肉はキロ3ユーロしないが、対面ケースで売っているこの豚肉は10ユーロ。皮付きで実に美味い。
しかしこのキッチンの電気コンロ、真っ平らで汚れよう無い。火力は弱いが、ちょっと料理するにはいいね。