2016年2月23日火曜日

寒ブリの叩き

 今年の米沢は雪が異常に少ない。
薄っすらと道端に積もっている程度。
仕事終わっていそいそといつもの「馬場乃町 はやし」へ。
 72候で今は「水泉動頃」しみずあたたかをふくむところ。
先附は八寸ともいうが、八寸とは八寸(24センチ程度)の盆に盛りつけるスターター。
河豚の煮こごりが美しい。

 今日の圧巻は寒ブリの叩き。
ステーキのような厚切りがどっしりと二枚盛り付けられている。
脂濃いブリをポン酢でさっぱりと。
仕上げは寒椿ご飯で、紅人参と黃人参を使って花の色を出している。

2016年2月12日金曜日

クエの刺身

 ポルトガルから帰って数日後、佐賀県伊万里へ。
築80年の母屋で旦那が「瓢」、別棟で居酒屋の「ひょうたん」を女将さんでやっているところへ。
今夕は「
天井の高い和室で、以前は旅館だったそうだ。
早速出て来たのは刺身の盛り合わせだが、小型のクエがまるごと。
反対側にはカワハギも一匹。
さすが玄界灘からの魚で、身が締まり、味凝縮。
こんなに二人で食べられるかなと思ったが、結局全部食べてしまった。美味しいものはいくらでも入るもんだな。
仕上げに鯛頭の潮汁だが、そうめんも入っている。
そうめんのスープに潮汁は最高だね。
最後は大皿を力士のように両手で持ってスープを最後までぐぐぐ〜〜っと飲んでごちそうさま。
リスボンと伊万里でクエの食べ比べおしまい。

2016年2月3日水曜日

15リスボン12:ワインの小道具

 リスボンでプロ向け調理器具を売っている大きな店を見つけて見まわったら、何やら焼酎を蒸留する道具だの、ワイン向けの小物道具だの、興味深いものが沢山。
そんな中で、赤ワインのボトルに使う小物を買ってきた。
栓を抜いたらこれを差し込み、一旦小さなデキャンタを通してグラスに注ぐ仕組み。
空気を混合させて、少しでもおいしく飲もうという道具。
このメーカー、ワインアクセサリーを扱っているペーニャス(北スペイン)の会社だ。