2012年9月27日木曜日

1208コペンハーゲン06:「アンデルセン」





日本で展開しているベーカリーショップ「アンデルセン」の店舗が、コペンハーゲンに3店舗ほどあるので行ってみた。

オスタブロ店はコペンハーゲンの北4キロほどの、落ち着いた商店街にある。
小さな店で、ケーキとコーヒーを注文するとデンマーク人のお兄さんがきれいな日本語で「日本からですか?」

何でこの店に来たか話していたら「新しい店が近くにありますよ」と教えられ、アドレスを書いてくれた。
そんなことしている間に、客がどんどん入ってきて、並び出した。
流行っている店だな。

教えられた新店は、コペンハーゲン中心部に近い、まるでロンドンの街のような古風な通りにある。
Gammel Kongevej 148
レンガビルの一階中央にあるこの店は、近代的で美しいデザイン。
古いビルとの対比が面白い。
コペンハーゲンで日本の「アンデルセン」、活躍してます。
(2012年8月記)

2012年9月26日水曜日

南京豆の塩ゆで

EU1208途中の割り込み

南京豆、ピーナッツは、煎ったのが一般的だが、私の知っている限りでは、千葉と静岡の一部では塩ゆでにもする。
千葉の人に聞いたら、昔は出荷出来ない二級品を茹でて食べていたところから始まったという。
でも、茹でると、豆がしっとりして、上品な美味しさ。
現にこの優秀な和食店でも出て来た。
最高品質の魚介類を食べながら、ついついこの南京豆に手が出てしまう。

2012年9月25日火曜日

1208コペンハーゲン05:真面目なソーセージ

朝食に、市場で買って来た大ぶりのソーセージを温め、ナイフでカットしたら、硬い!
齧ったら、水をあまり入れないでケーシングしてある。
まっすぐ真面目なソーセージは、歯応えしっかりし、味しっかり濃い。
デンマークは豚肉の生産が大産業で、日本にもかなり入ってきている。そんな国のソーセーはすごいね。
(2012年8月記)

2012年9月24日月曜日

戻りガツオの藁焼き



EU1208途中の割り込み



カツオのタタキは一般的にはバーナーや網焼きになっている。
でも、香りのあるのは何といっても藁焼き。
藁の煙の香りがカツオの皮に映り、独特のスモークフレーバーになる。
薬味は、何といっても高知立のニンニクスライス。
スライス一二枚を、切り身にぺたっとくっつけて、がぶりとやる。
噛みしめていると、カツオの味、皮の風味、ニンニクのパンチが、三位一体となる。乳化、エマルジョンだな。

2012年9月21日金曜日

1208コペンハーゲン04:アパートでラムロースト

市場の肉屋で美味そうなラムのサドルがどんと置いてあるので、ブロックで。
サドルのリブ側が欲しい。
肉屋のハンサムで愛想のいいお兄さんがハンドソーで背骨を外し、半割りにし、リブボーン3本分のブロック2つにしてもらった。
アペタイトに、16/20ほどの大きなプラウン〔海老〕を購入し、八百屋の野菜と一緒に食べよう。
マッシュルームはオリーブオイルで炒める。
ラムのブロックは、フライパンで回りを焦がしてから弱火にして鍋を被せて20分ほど放っておいたらいい状態にロースト出来た。


今夕のビールはロイヤルクラシックというブランド。
デンマークらしいブランド名だな。
美味い美味いとやっていたら、窓から見えるドームを夕日が金色に染めていた。
(2012年8月記)


2012年9月19日水曜日

1208コペンハーゲン03:ホールフードサラダ




市場の店はどこも流行っているが、その中でも人気の店はと観察してみると、その一つにホールフードサラダショップがある。
10種類のサラダを希望通りミックスして入れてくれ、その上にクルミなどのナッツを3種類から一つトッピングし、そしていくつかのパンから指定のを一緒にパックしてくれる。
コペンハーゲンでもオーガニックブームだな。
(2012年8月記)

2012年9月18日火曜日

1208コペンハーゲン02:市場のラムロースト





市場の外側にテイクアウトの店があり、ラムやチキンのローストメニューがある。
ラムローストを注文すると「あと20分」といわれ、時計を見たら4時40分。5時からのメニューだ。それまでビールとワインで待っていよう。
ダークビールを2杯飲んだあたりで、5時ちょうど。
カウンターで注文したらナイフとフォークセットをくれて「10分ほどで出来る」ということで名前を聞かれた。
「KATO」といって、料理ができたらどうなるのかと飲みながら待っていたら、「ケトウ!」と、大声で名前を呼ばれた。なるほど、単純だな。

この店は、ロースターが2台動いていて、ラム、チキン、ポークがローストされている。
注文が来たらローストブロックを野菜の煮込みと皿に乗せるだけ。
単純で、早く、そして素材がいいから美味い。
北欧のクリアな光の中、がつがつと食べ出したら、客がどんどん増えてきて、辺り一面満席。
(2012年8月記)

2012年9月14日金曜日

1208コペンハーゲン01:大人気「イスラエル広場の市場」






コペンハーゲン市内は、3年前から地下鉄の工事をしていて、市内は工事だらけ。この地下鉄は市内外周の周回路線になり、2018年完成。その為中心部は渋滞が激しい。コペンハーゲン市は近代化の真っ最中のようだ。
市内には既に地下鉄は2路線が走っているが、これと重なると、ロンドンの地下鉄セントラルラインとサークルラインが重なったような形になる。

ロンドンの地下鉄のロゴマークは、丸に横一文字の線が重なっているが、以前の東京の地下鉄も同じようなロゴを使っていた。これはロンドン地下鉄ロゴをまねたものだったようだ。
コペンハーゲンもこのようになる。

近代化の一つかどうか知らないが、コペンハーゲン市内のイスラエル広場にあった生鮮市場が昨年再開発され、きれいになり、店舗充実で、大人気だという。
Torvehallerne KBH(トーブハーレヌ• コービーホー)
Frederiksborggade 21
コペンハーゲンではアパートを借りたので、早速食材の仕入れへ。

ガラス張りの大きな棟が2つ並んで建っている。
中は生鮮、デリカテッセン、飲料、コーヒー、スパイス、酢、パン、ケーキ……
ありとあらゆる食材の専門店だらけ。
外にも青果を中心にした店がいくつも。
オーガニックワインとビールの専門店も。
それぞれがプロでていねいな店作りをしているので気持ちいい。
今日は5日分の基礎食料を買い、夕食はここで食べよう。
(2012年8月記)

2012年9月13日木曜日

1208ストックホルム13:チャイコフスキーのチャチャ



チャイコフスキーのピアノコンチェルト1番の冒頭はチャチャチャチャ〜ンチャ〜ン〜〜と始まるが、この最初のチャチャがこの空港のアナウンスのピンポ〜ンの代わりに入る。
このチャチャが入る度に、全曲でなくていい、第一楽章だけでもいいからやってくれ〜!
ストックホルムを昼の便で発ち、コペンハーゲンへ。
(2012年8月記)

2012年9月12日水曜日

1208ストックホルム12:オペラハウスのレストランは居酒屋的狭さだが



コンサートが終わってオペラ座裏のレストランに再び行ったら雨でテラスが無く、中のホール。ホールがちゃんとあるじゃないか。
この店、厨房と人の限界の為なのか、テラスか外かどちらかで営業しているようだ。昨日はテラスしかやってなかったんだから。
内部はコの字型のカウンターで、狭さ日本の居酒屋的。
紙ナプキンと調味料を乗せた小さな台が、カウンターに設置してあるレールで動くようになっている。大工さんの工夫だろうな。
奥にはテーブル席もあるようだ。
座席によじ登るように座って注文したのは今日はミートボール。
クリームを使ったソースがミートボールに絡まり、シャブリにぴったり。
(2012年8月記)

2012年9月11日火曜日

1208ストックホルム11:ワインとスナックと室内楽





オペラハウスで夕方ワインとスナックと室内楽の会がある。
1人300クローネ〔4500円ほど〕。
5時半からオペラハウス地下のホールでシャンパンとカナッペを食べながら30分。
6時になったら2階のミニホールでブラームスのトリオ曲。
観光客8割、地元2割。
観光客ラフスタイル、地元多少ドレスアップ。
愉快な観客群だ。
私は一応ジャケットで、地元スタイルのつもり。
こういう形の演奏会、とてもいいね。
(2012年8月記)

2012年9月10日月曜日

1208ストックホルム10:グリルド・タルタルステーキ





「SALUHALL」で熟成牛肉ステーキを食べられないとなると、どうしても熟成ステーキを食べたくなり、繁華街をウロウロ探しながら帰る途中、ホテル近くのオペラ座の裏に併設されたテーブルクロスをかけたカフェがそれらしいと判断。
いったんホテルに帰り、ゆっくり風呂入り、歩き疲れた足の疲れを癒し、咽乾かせてから、ジャケット羽織り靴替えて再出発。

この店はアウトサイドしかないようで、ヒーターの横テーブルに案内されて暖かい。しかし冬はいったいどうするんだろうか?

まずはエールビール。
料理が出てくるのは早い。
演奏会やオペラの始まる前に多くの客をさばくためだろう。

注文したメインはターターステーキのグリルの方。
ターター〔タルタル〕ステーキというのはたたきつぶした肉を刻んだオニオンと調味料で生で食べるものだが、これはそれを焼いたもの。生メニューは別にあり。
生のターターステーキを頼んだ人のを見たら、生のパティの上に生卵の黄身を乗せてある。ユッケと同じだな。
O-157が20年以上前に発生を確認されて以降、肉の生食は次第に売れなくなって来ており、日本でも牛刺しやユッケが禁止になった。牛生レバーも同じ。
厚い円板型にまとめたパティはSALUHALLでもずいぶん売られていた。
スゥエーデンではこの問題は無いのかな?
ユッケがっちり胸張って食べたい方は、ストックホルム・オペラハウスの裏のレストランに行くこと。

出て来た料理は小さめだが厚さはある。
やはりミンチでは無く、ナイフで大振りに刻んだのをまとめたもの。
口に入れたら、ジューシーな肉汁がじわっと広がった。
ハンバーガーというより、美味い肉切れそのもの。
北欧のハンバーガー競争、新しい食文化かな。
(2012年8月記)

2012年9月7日金曜日

1208ストックホルム09:魚屋のカット台



「SALUHALL」にはかなりの数の生鮮と関連したレストランが入っているにもかかわらず、臭いは無い。
陳列ケースや作業台の下は洗浄しやすいようになっている。
魚屋のカッティング台は、水を多用するが、はね水が散らないように囲われている。
使用水は、シャワーノズルが付いており、ホースは下に這わないように丸めて留めてある。
カッティングボードは洗浄後水切りが簡単に出来るよう倒せるようになっている。
ナイフ類は磁石で壁側に止められる。
こういう開放された調理場でも、衛生管理しっかり出来る工夫がされている。
(2012年8月記)

2012年9月6日木曜日

1208ストックホルム08:世界一臭い食品


世界一臭い食品と言われるスゥエーデン名物の缶詰め「シュールストレミング」も売っている。
これは一度経験したい食べ物なのだが、なにしろ缶詰めによっては特別に注意書きがあり「注意! 周囲に影響が出る! 必ず風下で開けること! 風上で開けると風下の人に影響がある!」等と描いてあるくらいなんだから。
あの東京農大の小泉先生でも、持ってはいるが缶詰めなのに冷凍庫に入れているようだ。
吉祥寺周辺を臭くしたのは食品コンサルタント、なんてことになったらみっともない。
買いたい衝動を抑え、写真だけ撮って我慢することにした。
(2012年8月記)

2012年9月5日水曜日

1208ストックホルム07:食品市場の熟成牛肉






湾を船で回ると、歴史的な建物がずらりと並び、ため息の出るような帆船がそこら辺に当たり前のように停泊している。
中心部の北東にある食品市場は、レンガ壁の歴史を感じさせる大きなホールで「SALUHALL」。
入った途端「うわぁ〜〜〜!」と歓声。
見ただけでよだれの出る、肉、それも充分に熟成した牛肉いっぱい、鮮度の良い魚介類、チーズ、野菜、そしていくつかの肉屋や魚屋の横にはカウンターテーブルがあり、ワイン片手に料理を食べている。
今晩はここで売っている熟成牛肉のステーキを食べようかとメニューを見たら無いので肉屋の親父に「あそこのステーキここで食べられるか?」と聞いたら「ノー」
イクイップメント〔調理器具〕が無いから出来ないそうだ。グリルが無く、鍋やスチーム程度で簡単に温める程度の料理しかできないのだ。残念。
これがアパートなら当然買いまくって帰る所だが、ホテルでは何ともならず、次回に回すことにした。再びストックホルムに来る屁理屈が出来たと喜ぼう。
(2012年8月記)

2012年9月4日火曜日

1208ストックホルム06:茶鋏?


ノーベルカフェで紅茶を頼むと、穴の空いたスプーンを2つあわせたエスカルゴを挟むのに似た道具を渡される。
お茶を選ぶとその缶の蓋を開けてくれて、この茶鋏〔と一応呼んでおく〕で葉を掴み上げる。
これをカップに入れたお湯にいれて出す。
葉を適切な量使える便利な道具。
あとで調理道具屋で発見し購入。
(2012年8月記)

2012年9月3日月曜日

1208ストックホルム05:ノーベルカフェで益川博士と小林博士に






ノーベルミュージアムの中に「ノーベルカフェ」がある。
エスプレッソを頼んで、どのテーブルにしようかといろいろ迷い、窓際のテーブルに決め、どの椅子に座ろうかとまた迷い、え〜〜〜い! と決めた椅子をひっくり返したら、大当たり!!

このカフェには、ノーベル賞受賞者が来て、椅子の裏側にサインをする習慣がある。
そこら中の椅子をひっくり返すのは礼儀上やりたくないので、一つ決めたが、それがたまたま日本人受賞者のサインが入っていたのだ。
益川博士は2008.12.8。小林博士は12.6になっている。一緒に来たわけではないようだ。
これから行く方は、カフェのカウンターに向かって右の奥のコーナー入り、すぐ左にある窓側の席の、右手前の椅子です。〔位置が変るかどうかは知りません〕

授賞式後ディナーのテーブルセットや、メダルも飾ってある。
(2012年8月記)