2012年10月31日水曜日

102歳の新蕎麦

EU1208途中の割り込み

ぶらりと黒姫駅に降り、爽やかな秋風の中を野尻湖畔に向かう。
野尻湖のおばあちゃんが102歳になった。
やあ久しぶりと上がった途端、「よく来たよく来た! 新蕎麦を打ったから、取りあえず茹でる前の香りを」と、差し出された。
切り揃えられた蕎麦に鼻を近づけると、香りがいっぱい鼻孔を通って吸い込まれて来た。
おばあちゃんは相変わらず元気で、背筋すっきり、立ち居軽やか。
私はビールで、おばあちゃんは日本酒をぐい飲みで「カンパーイ!」
おばあちゃんは娘さんと一緒に、隣の畑の野菜や近所の皆さんからいただく地元のおいしい食材を楽しみながら、のんびり娘さんと一緒に暮らしている。
娘さんは82歳で、おばあちゃん合わすと2人で184歳!
平均年齢92歳!
時々三味線をチントンシャンとやっているようだ。
こうなると人生を超越しているというか、仙人のようだというか……
ここ来ると、時間の流れが突然ゆったりとなる。
仕上げの蕎麦はもう最高!
お代わり!!

2012年10月30日火曜日

1208ロンドン11:淑女とスマートマダムが集まる「GRANGER」

ノッティングヒルの一画、ブランチが合いそうなレストランを発見。
中は若い女性達と30から40代と思われるマダム達グループでぎっしり。
華やいだ会話が飛び交っている。
GRANGER
175 Westbourne Grove
London W11 2SB
このロンドンの高級感。
回りの住宅街もすごい。
こういった場所にぴたりとあったレストラン。

Bill Granger氏はメルボルン生まれで、楽しい料理家といった紹介。
(2012年8月記)




2012年10月29日月曜日

ゴマサバ


 EU1208途中の割り込み

同じサバでもどうしてこうも違っちゃうんだろうか?
豊後水道のサバは品質が良くて有名だが、九州の北周辺の海では素晴らしいサバが揚がる。
そのサバを、胡麻、海苔と一緒に食べると、豪華絢爛の美味しさ。
サザエのつぼ焼きも見事。
仕上げをどうしようと迷っていたら「松茸ご飯が炊き上がりました」
タイミング良すぎるな。

2012年10月24日水曜日

1208ロンドン10:頭脳の為の穀物「PAULRHODES」

GRAINS FOR BRAINS 頭脳の為の穀物というコンセプトのベーカリー店「PAULRHODES」の一つがノッティングヒルゲート駅からBayswater Roadを東に100メートルほど行った左側にある。

シェフのPaul Rhodes氏はミシェラン三つ星の店で修業し、2003年にこの店を造り発展させたようだ。
パン、サンドイッチ、ペストリー、ケーキ、そしてアイスクリームなどをていねいに造って、小売りとインストアカフェで提供している。

朝、山盛りのパンが夕方には少し残っている状態。よく売れている。
価格も安い。
店員もていねいで、親切に提案してくれる。
買って来て食べたパンは、穀物しっかりといった重厚さ。
(2012年8月記)



2012年10月23日火曜日

1208ロンドン09:ジェミー・オリバーの店

 地下鉄ノッティングヒルゲート駅の上の交差点にジェミー・オリバーの店が出来ていた。
ジェミー・オリバーは、イギリスのカリスマシェフで、ジャンクフードで肥満になる状況を解決しようとの活動でも有名。

店に入ると中はかなり混雑。
入り口にコンシェルジュがいて、この店はうんぬんと簡単な説明をしてくれて「どうぞ楽しんでください」


ホール中央に4台ばかり料理教室風のカウンターがあり、それぞれパスタの茹で方、スープの作り方、ローストポークの試作などをやっていて、客が試食をしたり覗き込んでいる。
ホール周囲には、料理素材や道具、そしてデリカテッセンが販売されている。
デリカテッセンの販売というより、料理の啓蒙に力を入れている不思議な店だが、客は混んでおり、売れているようだ。
こういうコンセプトの店は初めてだ。
2階はカフェ。

ここのサラダを持って帰って食べたが、美味しく、よく出来ている。
ブロッコリーにトッピングしてあるクラッシュベーコンなんか抜群の組み合わせだな。
ロンドン行ったら是非視察を。
(2012年8月記) 


2012年10月22日月曜日

1208ロンドン08:サンドイッチのバリエーション

 サンドイッチというのは、組み合わせは無限にあるが、美味しさ、特徴を出すのは大変だ。
音楽のハーモニーで、バランスが大変。
ハロッズのサンドイッチコーナーを見ると、実に様々だが、それぞれが工夫されている。
これ、それぞれ研究したら、大変だけど、かなりの情報を得られるね。
サンドイッチの開発をする皆さん、ここに来て、毎日数種類買って帰って試食し、その構成素材を更に探し、日本化する、なんてのは大変な仕事だけど、面白そうですよ。
(2012年8月記)




2012年10月19日金曜日

アラの刺身

 EU1208途中の割り込み

福岡の冬の名物の一つはアラ〔クエ〕。
今ごろから出始める。
鍋にすることが多いが、アラの粗炊きもいいね。
博多の「ふじ本」で、これが刺身で出て来た。

透き通った白身。
弾力がある肉。
それをポン酢で。
近寄ってじっと見ると、雄大な刺身の皿だな!

2012年10月18日木曜日

1208ロンドン06:ハロッズのザ・ステーキハウス

ハロッズの食品売り場は一部改装され、ステーキコーナーが新設されていた。
「ザ・ステーキハウス」
自信のあるネーミングだな。
調理厨房を囲むカウンターの横にエージング冷蔵庫が設置され、客はそこで肉を選び、厚さを指示して焼いてもらう。
ヒレがキロあたり15ポンド、ティーボーンとボーンインサーロイン10ポンド。

この場所にあったオイスターバーは反対側のコーナーに移動し、デミソン〔点心〕コーナーは改装されていた。
(2012年8月記)



2012年10月17日水曜日

ムツの皮

EU1208途中の割り込み

味菜」は、静かな伊豆下田市内の表通りから路地に入った奥にあり、全く目立たない。「目立たない店」の特集番組を作っていたテレビがあったが、これに匹敵。

表面をパリッと炙った鱧にそうめんを盛付けた腕が出て来た。
出汁は効いているがさっぱりしたつゆに浸っている。
焼酎のロックを頼んだら、錫の徳利にたっぷり。
刺身盛り合わせのメインは「ムツの皮です」
皮がメインなんて、美味しいのの極致だな。
鮎は、骨まで全て食べられる、グリルとフライの組み合わせ。
仕上げは栗ご飯。でかい栗!



2012年10月16日火曜日

1208ロンドン05:ガスパッチョ

ナショナルギャラリーには日本に大人気のフェルメールが3点ある。
25番あたりのブロックに分けて展示してあるが、鑑賞者がむらがっているわけでは無い。1点だけ数人眺めていたが、あとの2点には誰も居ず、特別な囲いも無く、前に置いてあるベンチに座ってゆっくり見れた。
よく観察していると、フェルメールに匹敵する画家はいくらでも居て、知られてないだけなのだが、どういう訳か日本にフェルメールが来ると大変なことになる。「前の人の頭だらけでほとんど見れなかった」なんて声も聞いたことがある。
ニューヨークでも見たことあるが、ナショナルギャラリーと同じように静かに観賞出来た。

歩き疲れて一休みとカンタベリーウイング下にあるカフェに入り、トマトスープを注文したら、ほとんどガスパッチョだ。
ガスパッチョはスペイン料理の冷製スープで、飲むサラダなんても呼ばれている。
一緒に付いて来るパンは重みがあり、塩味が効き、バターを付けたらワインのつまみ。
(2012年8月記)

2012年10月12日金曜日

1208ロンドン04:エージングビーフ39.99ポンド!

ロンドン名物二階建てバスは、かなり新車に入れ替わってきている。
それでも人気のあるのは古いタイプで、結婚式用に借り切っていたのも古式タイプ。
アパートの前から94番のピカデリーサーカス行きがあり、しょっちゅう来るので愛用になった。
二階の最前列に座ると、高い位置から超高級アパートの中庭まで見え、とある真っ白な建物の車寄せには、これに合わせたんだか、これまた真っ白のロールスロイスが停まっていた。
ロンドン中心部に入ると、オリンピックの飾り付けがまだ残っていて壮観。

高級デパート「セルフリッジ」の肉売り場を覗いたら、エージングビーフがドンと置いてある。
普通の牛肉の価格は高いものでもキロあたり20ポンド台なのに、エージングビーフは高い。
ハラル〔コーシャー)のティーボーンは32.95、リブアイに至っては39.99ポンド!

セルフリッジのフードホールにはイートインコーナがあり、回転鮨もある。
ちょっと小腹が空いたのでつまんでみた。
それなりの味だが、ロンドンっ子が常連のようで、よく流行っている。
豚カツやデザートまで一緒に回ってくる。
カツはパリッとさせる為にカバーしていない。
提供ビールにはアサヒも入っている。
私の初めての回転鮨体験はロンドンだった。



(2012年8月記)

2012年10月11日木曜日

1208ロンドン03:イングリッシュブレックファースト


朝のんびり起きたら涼しい。
アパートの並びにある「カフェ・ダイアナ」で朝食。
この店はダイアナ妃との関係がどのようにあるのか知らないが、来店したこともあり、壁には写真がいっぱい。店名の由来は知らないが、向いのハイドパークに入った所にはダイアナメモリアルロードがある。
ブレックファーストのナンバー1,ボリュームも一番を注文。
目玉焼き2コ、ロイン部分付きのベーコン2枚、ソーセージ1本、煮豆。
この朝飯を食べると、力がつくようだな。
(2012年8月記)

2012年10月10日水曜日

1208ロンドン02ロンドンもグルメバーガーブーム





アパート到着し、シャワー浴び、ちょっとカフェでもと隣のパブに行ったら、昨年はたいしたことないメニューだったのが、オリンピックでなんだかシェフが替わったからなんだか、メニュー充実、スタッフはコマネズミのようにくるくる働き、気持ちいい。
チーズバーガーを頼んだら、最高の出来。
北欧の高級ハンバーガーブームがこっちまで来たようだ。
ビール2杯、シャルドネ2杯も飲んですっかりいい気持ちになり、昼寝に突入。

夕方6時45分に起床し、タクシー5分でロイヤルアルバートホール到着。
今年のPromsはプロコフィエフのロメオとジュリエットから。
スマートな女性指揮者Susanna Mälkkiさんがかっこいい。
(2012年8月記)