2015年4月28日火曜日

鯨のベーコン

名古屋のセミナーのあと大阪と連続開催なので、大阪には行かずに京都泊。
ホテルにバッグ放り込んでいそいそと千本中立売へ。
神馬は相変わらず大繁盛で、一人でブラっと来た客にすみませんと満席お断りしている。
今日の刺し身はと見ると甘鯛がある。
甘鯛、が、刺し身!
半透明のスライスを通して下の大葉の緑が映える。
 旬の筍はさっと茹でただけのを刺し身同様に。
 鳥貝も旬。春は貝が美味しいね。
 ヒメマス塩焼きはカマ側をお願い。
鯨のベーコンがあった。

2015年4月27日月曜日

スッポンの縁側

 久しぶりに名古屋泊。
以前よく行っていた中華「かいめいほう」に入ったら、いつものマネージャが「これは久しぶり」
この店、宮廷クラスの料理まで出す本格中華。
ラクダのコブだのボラの浮袋だのとんでもない料理がある。
羊のイスラム風は口に入れた途端、最近色々問題のイスラムに一気に移動。
 ナマコは海鼠と書くように、ネズミが煮こまれているよう。ゼラチン豊富。
と思ったらさらにゼラチンたっぷりのスッポンの縁側。
煮こまれている縁側を取り出して横から見たらすごい厚さ。
いったいどれだけ大きなスッポンだったんだろう。



2015年4月22日水曜日

鯛しゃぶ

 桜はまだ10日ぐらいかなという米沢。
この街の美味しい物好きな旦那方が集まっているような料理屋。
亀清
鍋物に特に凝っているようで、予約すればすっぽん鍋がある。
今日の鍋は鯛しゃぶ。
ずいぶん大きな鯛だ。
皮も一緒に見事に切りそろえたスライスを鍋にさっとくぐらせ、ポン酢。

2015年4月17日金曜日

すだちうどん

 仕上げに何にしよう、炭水化物なるべく避けようと考えつつ、ずっと気になっていたうどんにしよう。太ってもいいや、東京帰ってウオーキングとプールでダイエットすればすぐ戻るから……
目の前に出てきたのは満開の菊か連打の花火か、実に金沢らしい盛り付け。
薄切りのすだちを通して下のうどんがうっすら見える。
 すだちの種の皮が紫色に輝いている。
金沢名産金箔の厚さは一万分の1ミリで、向こうが透けて見えるが、このすだち版。
細めのうどんはつややかで、出汁は京都風にちょっと醤油。
久しぶりのうどんはつるつると美味かった。
そして丼の底にすだちだけが残った。

2015年4月16日木曜日

サワラの塩昆布締め

 昆布は昆布でも細切りした塩昆布を絡めている。
そしてこの昆布はスッポンの出汁で炊いたそうだ。
意欲的な作だな。
トビウオのなめろうは味噌で叩いている。
フグ白子は素焼きできたら、餅のようにパンパンに膨らんでいる。
慎重にかじったが、中からあっつい濃厚なのがはじけ出て来た。


2015年4月9日木曜日

かちん粥

 JAL機内誌の浅田次郎さんのエッセイで、日本のメニューの炭水化物が重なった状態を書いていた。
ラーメンにライスは腹しっかりの組み合わせだが、麺もライスも炭水化物。
餃子ライスも同じ。
ましてやラーメン餃子ライスなんて炭水化物トリプル。
こういうのは単なる腹いっぱいのための組み合わせで、メニューじゃ無いかもしれないが、それが金沢で出会った。
かちん粥
炭水化物ダイエットしている私としては問題だが、不明なメニューを経験するのも楽しみと仕事の一環でもある。
かちん粥とは、おかゆの中に餅が入っているのだ。
品の良い白粥が出て来たが、箸を入れて探ると、とろけ始めた餅が出て来た。
この料理、調べてみたら大阪の一部にある郷土食。
ここの大将、以前大阪で修行していたということで、そこから持ってきたようだ。

2015年4月8日水曜日

能登115

見せてくれたのは手のひら大で厚さ5センチはありそうな巨大しいたけ。
能登115とは原木のしいたけで、素焼きにして生姜醤油。
桜を飾り付けに出てきたのは超厚できめ細かい。
何も付けずにこのままフカフカと美味しい。

2015年4月7日火曜日

金時草

 金沢3泊目、再び「さかい」へ。
今日も満席のようで、ビールを焼酎に替える頃まで二三組の客をすみませんと断っている。
金沢名物の1つにおでんがあるが、おでん屋に客が殺到して汁が滲み込む時間がなく、東京から来た客が「金沢のおでんは薄味なんだな〜〜」なんて言ってたそうだ。
金沢の皆さんには新幹線バブルが話題になっているようだ。
今日のメニューに金時草とある。
「きんじそう と読みます」
金時草は加賀野菜の1つ。
紫色がかった大きな葉をおひたしにする。
時間が経つに従ってモロヘイヤのようなぬめりと一緒に色も出てくる。
のんびり時間かけて食べるとこの変化を楽しめる。
大半食べたところで色がたっぷり出て来たので、デジカメの「極彩色」モードにして撮影。
すごい色になった。目でも楽しめる野菜。

2015年4月6日月曜日

親父の小言

以前何度か来た金沢の居酒屋「五郎八」も新幹線バブルで連日満席のよう。
オープンと同時に何とかカウンターの一番奥の席に入れ、泉鯛の昆布締めから始めた。
ふと頭の上を見ると「親父の小言」と、戒めの書がある。
「人には腹を立てるな」
「恩は遠くからかへせ」
「大めしは食うな」
「大酒は飲むな」……
 はい、ごもっともです……
ずんと来る言葉が並んでいる。
白魚の踊り食いをつるりとやり。
ゲンゲ干物を炭で炙り、
キンキの一夜干しをパリパリと、
小言の下で飲む酒はしんみりうまい



2015年4月2日木曜日

井の頭公園の桜パンパン

今夜は夜桜最高です!! 4/2夕方5時現在。

毛ガニの盛り付け

 今まで飛行機で小松経由や、越後湯沢からのんびり来ていたが、新幹線開通で簡単に来られるようになった。
便利になったのはいいけれど、この北陸の古都はひっそりと宝物のような街であってほしい、などとわがままな気持ち。
来てみたら春休みとも重なり、新幹線バブルとでも言えそうな状況。
ホテルいっぱい、車渋滞、飲食店は雑誌などで紹介されているのだろう、一部の店が長蛇の列。近江町市場は大渋滞大混雑。
 そんな中、片町の木倉町通り奥の方に、小規模できれいに整頓されている新店らしき料理屋を発見。
一人なので刺し身を少しずつと言ったら、ほんとに一切れ二切れずつ盛り付けてある。
マグロ上質の中とろ、しめ鯖ピカピカ、鯛の昆布締め香りよく、出始め富山の白えびトロリ。
毛ガニのいいのがあるというので頼んだら、身をほぐしたのを盛り付けてくれる。
北陸は毛ガニの産地でもあるようだ。

イカゲソ焼きも素晴らしい。

なめこ汁で仕上げ。
美味しかったと勘定でマスターに言ったが、ついでに一言出てしまった「禁煙にすると、タバコばかり吸って注文しない客が減り、美味しいのならどんどん頼む客が増えるよ」
この美味しいのがたくさんの店内で一人だけほとんど頼まずタバコプカプカやって女の子とベラベラしゃべっている頭の悪そうな男が一人居たのだ。
マスター意を得たりという顔をして「今考えているところなんです」

2015年4月1日水曜日

ホウボウのアクアパッツァ

新大久保のセミナー終了後、久しぶりに新宿西口へ。
ろばた 翔
この店は2時間までで、大体満席のようだ。
2回転する分、良い魚や野菜が安い。
メニューに刺し身がないのだが、刺し身は付き出して豪華に出てくる。
この日は4人なので、出て来た刺し身4種もそれぞれ4切れずつ盛り付けてある。
「一人一切れずつだぞ〜〜! 余計に取るなよ!」
最初から喧嘩腰。
 魚はまるごと焼き魚だが、今日のメニューにホウボウのアクアパッツァがある。
イタリア風水煮だな。これをホウボウでやる?!
食べてみようじゃないか!
未だ喧嘩腰。
いや〜〜〜!! 美味しく出来てる! ホウボウがイタリア風煮付けになるとおじさんにも合う味になる。
調理の若いのわざわざ呼んで「うまい!!すばらしい! よくやった!」
1980円、安い!
後でわかったが、アクアパッツァは日替わりだそうだ。

次はキンキの塩焼き。4人だと勇気百倍でどんどん頼める。
頭は誰が取るんだ〜〜! 未だ喧嘩腰。
骨の周りもしゃぶりつくす。これもうまい。
お運びのねえさん「うわ〜〜! 綺麗に食べてくれましたね〜〜!」
2980円、安い!
焼酎もどんどん進み、すぐに2本目。
おじさんのグルメパワーが集団になるとすごいね!