2015年5月20日水曜日

七輪の付き出し

 郡山の居酒屋か料理屋か、裏通りで見つけた店に入り、まずは生ビールを頼んでメニューを見ていたら、いきなり目の前に大きな七輪がどんと置かれた。
な、な、なんだ?
「付き出しです」と、ここのご主人、干物、ししゃも、それにいくつかの食材を乗せた盆を持って来て「どれがいいですか?」
七輪で好みの干物を炙るのがここの付き出しのようだ。
夢一膳


焼き空豆を頼んだら、豆を出して直接炙ってある。こういう方法もあるんだ。

2015年5月8日金曜日

五島のあおさ海苔

 五島の福江城は幕末に海外からの攻撃防御として幕府から許可をやっと得て築城したという。
築城期は三方が海で、海防対応の設計。
その横には武家屋敷通りがあり、塀と門が残っている。


 福江の街には居酒屋がかなりあり、毎日違う居酒屋に行ってみよう。
ヒラメの薄造りなどでグズグズやったあと、仕上げに味噌汁。
若緑の具が入っている、あおさ海苔だ。
これも五島の産物。

2015年5月7日木曜日

隠れキリシタンの地

レンタカーで福江島一周。
結構大きな島で6時間借りた。
ちょっとした小さな部落にも鯉のぼりがたくさん。
小学校帰りの女の子が横断歩道を渡ろうとしていて3台の車が停止。渡り終わったらこの子一台一台に丁寧にお辞儀。
子供達が大切にされ、素直に育っているのがわかる。
大きくなって都会に行ってひねくれなければいいな……

きれいな海を横目で見ながら、さわやかな風の中を気持よく走っていたら、うさぎがぼーっと車道縁に。近づいても逃げない。
 小さな教会マークの看板があって細道を2キロ近く入って行ったら、隠れキリシタン時代の名残り、祈祷場所と墓がある。歴史を感じるな。
 井持浦教会にはルルドの水を入れたという井戸がある。
遣唐使後半のルートではこの島の北側で風待ちをして、着けるかどうかわからない西の大陸に向かったという。
「辞本崖」日本を辞す最後の断崖に、空海の像が唐の方面を向いてじっと立っている。
海岸沿いに西に2キロほど行くと、やはり隠れキリシタン時代からのカトリック教徒の墓が数十。中に長崎被爆者の墓も交じる。
どこに行っても人は殆ど居ないのに多くの墓に生花が盛られている、いつ来ているのだろうか。
あちこちで歴史を偲んで佇んだ、一周5時間の旅だった。

2015年5月1日金曜日

五島列島のきびなご

 羽田から長崎空港経由してプロペラ機で真っ青な海と空の中を30分、五島列島の福江空港に着いて市内行きのバスに乗ったのは私一人だった。
港前のホテルにチェックインでカードは使えず、そのかわり島の通貨一冊5000円を買うと6000円付いてくるという。2割お得。地元振興策に乗ろう。
ホテルの案内とインターネットで調べて、まず一泊目の居酒屋は「鉄平
ヒラス(ブリの仲間)、オコゼ、きびなごを、半分ずつお願い。
ピッカピカの刺し身が出て来た。
きびなごの刺し身もピンピン。

 五島の島焼酎、芋ロックでちびちびやり、肉も食べたくなったので、豚軟骨の塩焼き。
スペアリブの先の軟骨の所ばかり焼いてからスライスカットしてある。大好きなところだ。これはうれしい!
仕上げは炭水化物ダイエット実施中なのにこういう時は無視して鯛茶漬け。
また今回も面白そうな島の滞在になりそうだ。