2012年5月30日水曜日

鯛のひれ酒






大阪のセミナーなのに、京料理を楽しみたいから、泊まるのは京都。
京都から新快速で大阪に通う。

京都の「神馬」で、フグのひれ酒。
古風な湯飲みに厚いひれがたっぷり入っている。
こんなに濃いなら3回は出せるな。
追い酒の熱燗がこれまた骨董品レベルの正1合徳利で来た。

翌日今度は京都「志る幸
山菜の天ぷらに、3種の塩が付いてきた。
小皿に、塩、抹茶塩、紫蘇塩。
色取りがきれい。
ふとチラシを見ると「鯛のひれ酒」
昨日フグだったから、今日は初めての鯛ひれ酒を体験してみよう。
フグの濃厚に比べて、鯛は上品で雅。

2012年5月29日火曜日

30年ぶりのクジラベーコン



30年ぶりのクジラベーコン782,83

京都の老舗居酒屋「神馬
歴史たっぷりの壁に「30年ぶり入荷、ナガス鯨、ベーコン」のチラシ。
無くなったら大変と、着席と同時に注文。
照り輝く脂肪を齧ると、サクサクと野菜のよう。
子供の頃、こんなベーコンが近所の魚屋「とと屋」に、15センチ角ほどの巨大な塊で無造作に置いてあり、注文するとスライスしてくれた。
半世紀以上昔の目黒は行人坂の風景がよみがえってきた。

2012年5月28日月曜日

ピーマン北海道流



北海道ではこう食べる、ということなのだが、どうなんだか……
丸ごとフライパンで煎るだけ。
醤油をかけて齧る。
ピーマンの青臭い香りそのまま楽しむ。
簡単で素朴。

2012年5月24日木曜日

1204ウィーン29:グラスフェッドビーフステーキ


熟成させたグラスフェッドビーフステーキに多少とろみを持たせたグレービーソース。
細切りにしたフライドオニオンがたっぷり。
付け合わせはたっぷりのマッシュドポテト。
マッシュドポテトには、薄くスライスしたフライドポテトが挿し込まれている。
それにピクルス。
なかなか芸が細かく、日本的だな。

2012年5月22日火曜日

1204ウィーン28:クレープ入りコンソメスープ


このスープはウィーンだけのものだろうか?
コンソメスープの上に、細切りにしたクレープが浮かせてある。
小さく角切りにした野菜もたっぷり。
つまみになるスープ。
日本なら途中のお椀かな。

2012年5月20日日曜日

1204ウィーン27:花豆



いい天気。
裏通りをしばらく探索していたので咽乾き、腹減ったので、アパートの前のいつも気になっていたカフェでビール。
つまみにビーフと野菜のジェルを頼んだ。
日本にあるのと全く同じ大きな花豆が添えられている。
産地はオーストリア国内かと聞いたら「そうです」
ビーフジェルに入っている小さく角切りにした野菜は角がシャープにカットされているので、手切りでていねいに下処理していることが分かる。
薄味で我々の好みにぴったり。
バルサミコ酢は軟らかく甘い。
もしかするとこの間出会ったカボチャのシードオイルも入っているのかもしれない。
0.5リッターのビール、お代わり!

2012年5月17日木曜日

1204ウィーン26:裏通りのカフェ





細い裏通りに入ると石畳になり、人通りもまばらだが、そんな所にもカフェがひっそりとある。
ずいぶん古そうな教会の横にもカフェ。
どの店も客がほとんどいないが、営業しているようだ。
カフェ文化だな。

2012年5月13日日曜日

1204ウィーン25:リンク内の肉屋





肉屋、食肉専門の商店が今まで見付からず、どうして無いのか分からなかったが、ステファンの北東の裏道に発見。
あったあった! もろ赤身、グラスフェッドの牛骨付きロインの塊。
霜降りなんて微塵も無い。
赤黒く変色し、熟成充分の状態。
その横に脂肪たっぷり皮付きの豚の骨付きロイン。
サラミなどの加工品も全て自家製だな。
今度ここで買ってみようか。

2012年5月10日木曜日

1204ウィーン24:ラフマニノフの交響曲第3番


今晩はコンチェルトハウス。
ウィーンで一番近代的なコンサートホール。
面白い組み合わせで、
バルトークの小さな交響曲。
モーツアルトの交響曲「リンツ」
休憩を挟んで、ラフマニノフの交響曲第3番。
ラフマニノフのこの交響曲は初めて聞く。
歴史によると、作曲はしたが不評で、この楽譜を抱えて米国に亡命し、何年もかけて治したという。
聞いてみてなぜか分かった。
古典的響きの中に、現代音楽的、作曲家で言うとショスタコービッチ的な要素があちこちにちりばめられている。
だから当時の人々には理解出来なかったのではないだろうか。
力強く、近代的要素たっぷりな曲で、ウィーン交響楽団の演奏も素晴らしかった。

2012年5月9日水曜日

1204ウィーン23:超ミニスタッフィングオクトパス


タコだかイカだか分からない、3センチばかりの本体。
モンゴイカの赤ちゃんみたいだが、足は8本なのでタコ、オクトパス。
本体に切れ目が入っていて、中にスタッフィングしてある。
何が詰め込んであるのか小さくて分からないが、酢漬けのようだ。
ギリシャ料理的だが、こんな細かい仕事をこっちの人がやるとは驚いたな。
食べるの一口。
小さいイカゲソを齧っているようで美味しい。

2012年5月8日火曜日

1204ウィーン22:スモークサーモン




ユリウスで買って来たスモークサーモンのパックを広げた。
ケッパーとスライスオニオン、レモンたっぷりかけて大口開けて放り込んだら、厚い、甘い、ねっとり。
海老もプリプリ。ちょっと醤油をかける。

2012年5月7日月曜日

1204ウィーン21:シシャモのスモーク


色々なのを食べているとびっくりすることが多いが、このシシャモはその中でも大事件に入る。
シシャモをスモークしてあるだけ。
口が大きく開いたままなので、ここに棒でも通してまとめてぶら下げてスモークしたのだろう。
鮮度のよいのをライトスモークしてあるので、魚体表面がシルバーにピカピカ光っている。
卵を持っているわけではないのだが、丸々と太っていて、齧ると中はしっとり。
これ、日本でどなたか試してみませんか?

2012年5月2日水曜日

1204ウィーン20:オリーブ山のキリスト



曲が何だか分からなかったが、ウィーンで今まで行っていない古い劇場「アン・ディア・ウィーン・シアター」だということと、演奏がウィーンフィルだったのでチケットを入手しておいた。
ベートーベンの「オリーブ山のキリスト」
指揮 ヨルダン
コーラス シェーンベルクコーラス
イエス ボーダ
ペトロ フィンリー
ゼラーフ(天使) ニールント

この劇場は何年か前に歴史的な劇場だと知ったが、今までの滞在中に演奏会が無かったり、長期改修だったりして入れなかった。
それほど大きくない劇場で、まさに歴史的造り。
密度濃い演奏との組み合わせなら最高。

前半はベートーベンの交響曲第2番。
ベートーベンの交響曲の1、2番はほとんど演奏されない。
「オリーブ山のキリスト」は初演時不評で、その後ほとんど演奏されていないということなのでどういう曲かと思ったら、力強い素晴らしい曲だった。
こんな珍しい曲に出会えるのもウィーンならではだな。

午後3時半スタートのマチネが終わったのは5時半。
隣のナッシュマルコとは土曜日の5時閉店なので、魚屋は掃除の真っ最中。
洗剤を使って泡洗浄をしていた。