2012年12月27日木曜日

1208ロンドン22:ホットデリとコールドデリ

 ホールフーズのデリにはホットとコールドの二つの大型ケースがある。
ホットデリは63℃、コールドデリは10℃程度の保温になっているはずだ。
日本でホットデリというのはあまりないが、デリケースの問題なのか、管理に問題があるのか?
昼前に入った時、ホットデリケースには蓋がしてあり、湯気が漏れていたが、12時になった頃に戻ってみたら、全ての蓋が開けられ、美味しそうな暖かい惣菜がずらりと並び、早速客が選んでいた。
(2012年8月記)

2012年12月26日水曜日

鯛茶漬け

 場所は大森海岸の住宅街。
ひっそりと「まき村」がある。

ここは、個室2つと、6名のカウンターだけの高品質料理店。
 気品のある土釜が静々と登場。
蓋を開けると御飯の匂いが吹き出た。
御飯をよく見ると、一粒一粒が煌めいている。
そこにタレに浸けた鯛の切り身をフワリと乗せる。
御飯少なめ一口大と一緒にすくい出す。
暖かくつややかな御飯と冷たい鯛が口の中で絡まりあう。
ああ、最高!
 しかし、このまま進んで行くと、茶漬けの分が無くなっちゃう。
決心して切り上げ、残りの御飯を茶碗に入れよう。
女将が土鍋の底をがりがり。
お焦げだ!

鯛とタレを全てお焦げ御飯の上に乗せ、京風出汁のスープをばさっとかける。
今までのんびりやっていたのに、ここに来ると今度はがつがつと一気。

2012年12月19日水曜日

1208ロンドン21:ホールフーズのドライエージドビーフ

 ケンジントン・チャーチストリートの南端にあるホールフーズは大型店。
路面階はデリ、上の階はフードコート、そして地下がメインの食品売り場。
地下に入って一番奥に食肉の長大な対面ケースがある。
その左端の1本のケースにはドライエージドしたリブのブロックがごろごろと置いてある。
この対面ケースの中央背面に、更に長期間熟成させた真っ黒なブロックがひな壇のように飾ってある。
 これだけのドライエージドビーフが回転しているのだから、それだけの顧客が居るのだろう。
この店の背後にはサウスケンジントンの高級住宅が広がり、この北側にはケンジントンからノッティングヒルまでのこれまた屋敷や各国大使館通りがある。
これだけ熟成牛肉が集まると壮観だな。
売り場には生産している農場のカタログ。
ていねいに肉製品を扱っていることがわかる。
(2012年8月記)



2012年12月18日火曜日

1208ロンドン20:「ブラック&ブルー」ドライエージドステーキ

 コンサートの無い一日、のんびり散歩し、早めの夕食に。
ハイドパークをぶらっとしていると、リスがチョロチョロ。
写真撮ろうと構えたらこっちに走ってきた。
人を怖がらないようだ。食べ物くれると思ってるのか。

 今晩はロンドンで7店舗ほど展開しているステーキハウス「ブラック&ブルー
28日熟成した牛肉のステーキが名物。
パリッと焼いた大形プラウンのグリル。
ねっとり濃厚なフォアグラパティ。
ハイクオリティバーガー。
そして200グラムの最も小さいドライエージドステーキ。
腹いっぱい! 満足満足!
 この店、昨年と比べて、ビールアイテムが増えたり、ステーキにサービスサラダが付いたりと、進化している。
(2012年8月記)


2012年12月14日金曜日

2012年12月12日水曜日

網走の釣キンキ

 女満別空港に昼過ぎ着いたら、しれとこ丑の村尾社長が、網走の「釣キンキ」を売っている店に案内してくれた。
元気な夫婦がやってる市場内の「佐藤鮮魚店
今日揚がったキンキはもう売り切れていて見るだけだったが、でかいのが一匹5千円。
年末になると倍になるそうだ。
ふと横にすごい水ダコの足があり、一本2900円。
こんなに食えないとは考えたけど……買った。
 その横に、これまたでかい氷下魚の生干しが10本ほどあって「千円」だという。
どういう単位で千円かと思ったら、全部で千円でいいという。
そんなに要らないから3匹くれと言ったら、同じ千円だというので、それならと全部買った。こんなに食えないとは思ったけど……
その横に、これまた見事なホッケの手作り生干しがあり、一枚千円。これも買った、こんなに食えないとは思ったけど……
宅急便でわが家に送った。
氷下魚の配布先考えなくちゃ……
釣キンキ」(り が無い〕は、網走漁協が申請した商標登録で、「釣きんき」と呼ぶことができるのは、登録された4隻の船から水揚げされた「きんき」のみ。ということだが、女将さん曰く「今はそのうち2隻しか出ていない」そうだ。
漁場は網走のかなり沖ということ。
東京辺りの料理屋や美味しいもの好きな個人に直販しているようだ。
釣りキンキ欲しかったら、年末を避けて、ここの女将さんに聞いて見たらいい。

網走から斜里まで、道東らしい道が続いていた。

2012年12月7日金曜日

鯉のカルパッチョ

 仙台で見つけた美味しいものを出してくれるビストロに2回目。
びすとろ ジョバン
今日のお勧めボードを見たら「青森のコチの洗いのカルパッチョ」と見えるが……そうかな?
「コイ です……」
なに! 鯉?!
青森とあるし、洗いともあるから、なるほど……
色々なカルパッチョを食べたけど、鯉は初めてだ。
鮮度の良いのを、しっかり冷やしてあるから、サクッとした食感。
鯉というのは、こんなに美味だったのか!

 次は「九州恵比寿鯵とアボガドのタルタル」
これもすごいね〜〜!

この店、十人ちょっとしか入れない店で、料理の発想が素晴らしい。
 メニューボードを見ると、魚介類の産地に地元産は全く無い。
これは、仙台以外の人はちょっと気が付かないが、仙台中の店は地元産の魚介類は全く使っていない。
なぜか……
タクシーの運転手が言っていた、
「あの津波で、何千人もの人、仲間が海に流された。〔悲しくて〕その海からの魚介類はとてもではないけど食べられませんよ……」
このこと、仙台の皆さんは〔特に県外の人には」言わない。
この運転手、釣りが好きで震災前はしょっちゅう海釣りに出ていたが、その後最近になって釣りに出ても、海には行かず、渓流釣りばかりだそうだ。

この店、貸し切りもあるので、行く前に電話して確かめてください。

2012年12月6日木曜日

1208ロンドン19:チャイコフスキーの「Manfred」

今日のPromsのメインはチャイコフスキーの「Manfred」という曲で、これは聴いたことない。
Wikipediaによると「バイロン卿が1817年に書いた劇詩『マンフレッド』(Manfred)に基づくチャイコフスキー唯一の標題交響曲であり、チャイコフスキーが番号付けを行なわなかった唯一の交響曲である(ただし順番から言うと、《交響曲 第4番》《交響曲 第5番》の間に作曲されている)」
ということ。
この曲をバーンスタインは「クズ」といい、トスカニーニは「絶賛」
評価極端だな。
そして最後に「実演で取り上げられる機会には恵まれていない。」ともある。なるほど!
実に雄大な曲で、こんなすごい曲が一般的に知られていないようなのでびっくり。

第4楽章みたいな第1楽章が終わったら、指揮者もオーケストラもちょっと長い一息が入った。
一緒に聴衆の方も低くガヤガヤ。
このガヤガヤは「すごい曲だね〜〜〜!!」と、驚きのつぶやきだ。
多くの人が初めで聴いたのだろう。
興奮が静まり、第2楽章へ入った。
終楽章ではパイプオルガンまで鳴り響く。

この曲、なぜ一般的でないかは終わってわかった。
旋律が口ずさむようなものでないからだろう。
CDで聴く曲じゃなく、コンサートで聴かなきゃ面白くない曲だ。
また、これだけの大規模で演奏もそう開くことは出来ないのだろう。
こんな曲に出会えるのもPromsだな。
(2012年8月記)