2007年8月16日木曜日

オーストラリアレポート8:最高の中華レストランとその食材




メルボルンのチャイナタウンにある中華レストラン「フラワードラム」を博多の西村先生に教えてもらって行った。
ここは、The Age(メルボルンの代表的新聞)が毎年出す小冊子「メルボルングッドフードガイド」で、毎年ベストチャイニーズレストランに選ばれているところだそうだ。
中華街のメインストリートから横に入った、ちょっと目立たないところにある。
1階は受付だけで、メニューも何も出ていない。教えてもらわなければ絶対にわからない。
予約しないで入ったら、にこやかに「ラストテーブルです」
満席なのだ、運が良かった。
2階に上がったら、大きな店で、メルボルンの紳士淑女がさんざめいている。品の良いお客さんばかりだ。
マネージャーがきて「今日のお勧めは……」と始まった。
牡蠣のナンダラカンダラというのが最初に来た。
蒸してあり、香港流にいえばXO醤で牡蠣の風味を活かした程度に味付けしてある。
デミソン(餃子)は、たっぷりと肉汁が詰まっている。美味しい豚肉ジュースの塊だ。
エビと野菜の炒め物は、サッと強火で炒めてあり、エビぷりぷり、野菜シャキシャキ。
牡蠣はタスマニア産、エビも、野菜もオーストラリア産。
豚肉はオーストラリアでは牛肉よりも高い。牛は牧草の中に放っておけば大きくなるが、豚は資料をやらなければならないので、高くなる。そしてもっと高いのがチキンだ。日本と逆になる。
オーストラリアで1番安い肉は羊だ。1年未満がラム、1〜2年の間が日本では知られていないがホゲット、2年以上がマトン。これらは段々安くなる。歳とるごとにに安くなるというわけだ。しかしホゲットというのは、ラムの軟らかさと風味が少し残っていて、価格は安く、地元では人気だ。
日本の中華街はエキサイティングで面白いが、最近の中華食材の汚染問題を考えると不安だ。しかしオーストラリアの中華は素材が国産なので、安心。
メルボルンに行ったら、絶対に行かなければならない店だ。

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