2008年6月18日水曜日
イワシの握り
「このところ、大きなイワシが捕れなくて……」と困っている魚屋や料理屋が多い。
「クジラが食っちゃってるんじゃないか?」
「イワシの握りです」
2カンがそうっと出て来た。
小さめのシャリの上に、ピカピカまぶしく光るイワシが、一匹分。
わずかなアサツキの輪切りに、おろし生姜がちょっと乗せてある。
イワシの身の表面は、生姜と醤油が絡まるように浅い切れ目が数本入れてある。
ていねいな仕事だな〜。
ちょっと醤油を付け、イワシを下にして舌に乗せる。
ああ、これはすばらしい。
もう一個もすぐに食べてしまい「お代わり!」と言ったら「うわ〜 ありません」
この見事なイワシは、市場に行ったとき、いいイワシのトロ箱の中から一番大きいのを一匹、私だけのために選んでくれたのだそうだ。
ああ、ありがとうございます、そんなに気にしてくれて。
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