2007年3月4日日曜日

フライトケータリングの積み下ろし



フライトケータリング、機内食の積み下ろしは、ジャンボ機の高さをうまく利用している。機内食工場は普通二層構造になっていて、1階で飛行機から積み下ろした食べ残し、食器を入れ、ゴミを捨て、洗浄消毒した食器類を2階に上げ、2階で調理した料理を盛り付けて、そのまま2階からリフトアップしたトラックのコンテナーに入れる。リフトを降ろし、そのまま飛行機まで運び、ジャンボ機に横付けにしたらリフトアップして、機内に積み込む。
機内食工場によって、この1階と2階が反対になっているところもある。
この方式によって、工場内はしっかりとゾーニングされる。
1階に食器の戻りがある工場では、1階が汚染ゾーン、2階が食材を下処理し、調理し、盛り付ける準清潔ゾーンと清潔ゾーンになる。
盛り付けられた料理は、金属探知器を通ってから準清潔ゾーンに入り、仕分けられたあと、冷蔵庫に保管されて出荷を待つことになる。
1階と2階でゾーニングがはっきりしているので、交差汚染の危険が少ない。
この方法は、機内食工場だけでなく、一般の食品工場でも応用出来る。

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