2008年8月6日水曜日

留萌のタンメン



ニッカウヰスキーを出て、海岸沿いを北上、石狩新港を抜け、更に北に向かい、今日の泊まりは留萌。
今回のミニジャーニー、普通は用事が無い街だ。
江差、岩内、留萌、通過はあったが、泊まるのは全部初めて。
江差、岩内とも、おいしい店を発見したが、留萌は残念ながら出会わなかった。
ホテルで紹介された大型居酒屋は、サービスは元気で気が付き素晴らしい。
大将を見つけたので、最近の東京辺りの外食サービスは気が付かなくてどうしようもない、大ホテルでさえトンチンカン。そんな時代、この店のサービス最高、と言ったら喜んでいた。
しかし言わなかったが、味、食材、ともにダメだった。
価格は安いので若い人いっぱい、家族連れも夕食代わりに来ている、そうか、今日は日曜日だ。

そうそうに引き上げ、どこかおいしそうな店無いか、街の中心街の交差点に立った。
車も、人も、全く居ない繁華街は、わずかな電飾がちかちか光っている。
クリスマスにたくさん使うあの電飾は、少ししか無いとどうしてうら寂しくなるだろうか?
信号機も点滅だ。
風が寂しく吹きすぎて行く。
「荒野の用心棒」留萌版

寿司屋があったので入ってみたらだーれも居ない。
奥の方からぼそぼそと寂しそうな会話が聞こえる。
カウンターにあるメニューを見たらどうもダメそう。
そのままそっと出た。

中華料理屋があったので「餃子に焼酎」
高村薫の小説「神の火」で、主人公が、大阪の路地裏中華で冷凍庫から出したウォッカを呑んでいる情景が目に浮かんだ。
具がこれでもかと入っているタンメンを食べ出したら、タンメン大好きだった開高健を思い出した。
この旅最後の晩に、作家がいろいろ出てくるな。

最終月曜日は、全国的に話題になっている旭川の旭山動物園をおじさん一人で見て、美瑛、富良野のラベンダーコースを通り、札幌入り。
約千キロのドライブで、給油無し。
結局燃費は29キロ。大したもんだ。

たくさん食べ飲みした野辺地から札幌ミニジャーニー、これにて終了
チョ〜〜〜ン

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