2008年8月22日金曜日

パリ-10:コーニッシュゲームヘン






アパートの近くにポートリー屋がある。
ポートリーとは鳥類で、チキン、アヒル、鴨、コーニッシュゲームヘン(小さめの地鶏)等の肉を扱う。
このポートリー屋は、店頭にロースターを置き、ぐるぐる回して焼いている。

店の奥にいた青年タイプの店主が出て来たので、今焼いているのいつ焼き上がるか聞いたら「1時間後」
普通の鶏だと大きすぎるし、コーニッシュゲームヘンの方が美味しいはずなので、小さいのを指して「1時間後に取りに来るから取っといて、シルブプレ」

確保した焼きたて熱々のコーニッシュゲームヘンを持って帰り、まずは足を外して齧ったら、やはり、しっかりと味の濃い肉で、噛み締めるごとに旨味がにじみ出て来る。
両足がすぐに無くなったので、本体をナイフで細かくバラバラにしてならし、骨付きの一片一片を皮と一緒にしゃぶり食べて行く。
ひとかけらの肉を齧り、骨をしゃぶり、ブルゴーニュ産のシャブリを一口飲み、次の一片をまた始める。
きれいになった骨は、別の皿に放り込んで行く。
肉が入った皿は着々と減って行き、骨の皿が次第に増えて行く。
整理整頓。

うまい!うまい!と着々とやっていたら、いつの間にか全部無くなり、もうひとつの皿は骨の山。
この骨から出汁が取れるけど、もう腹いっぱいなので今晩はこれでおしまい。

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