2008年8月10日日曜日
パリ-03:オーガニックと簡便ニーズ
全世界的にオーガニックニーズがますます高まっているが、パリでも同じ。
「Bio」と書いてあるのが有機栽培や有機飼育の印。
青果、パッケージされたジュース等、オーガニックの産品や加工品が多いが、その反面、同じ店にTVディナーや、簡易調理、電子レンジ調理パック等、簡便対応の製品も多い。
自然志向と、簡便思考の、二極化の様だ、日本とニーズは同じ。
「Bio」とは、バイオロジカルで、青果、肉、穀物製品等、多くの食材がある。
基準は厳しく、例えば牛肉だと、一頭あたりかなり広い装置(一般の2倍)で飼育され、化学物質を使ってはダメ、牧草は自生のもの等、一般のものに比べてかなりコストがかかる。
従って、価格も2倍程度はする。
監査も厳しい。
「Bio」をやっている農家や店舗は「監査員がしょっちゅう来ていろいろ聞いたり調べるのでうるさくて」と言っているそうだ。
表示は看板やラベルでされている。
「demeter」などののラベルは、「Bio」の基本的な組織のひとつだ。
こういった組織の歴史は古く、ニュージーランドで20年ほど前に聞いたら「ドイツのある学者が85年ほど前にやって来て教えてくれた」と言う。
「Bio」の方法は、知らない人がいきなり聞いたら「頭がいってるか宗教か?」と疑問視してしまうことも多い。
有機、バイオ飼料を「満月の次の日にまく」
「雑草を焼いたのを草地にまくと除草になる」
牛の糞(草の肥料)を30センチ地下まで注入して土地を良くする虫を使う(農業を助けてくれる)
雑草の種を食べる2ミリほどの小さいカブトムシのような虫を使う。
等等、不思議な方法がいろいろあり、すべて効果があり、教科書もある。
その基本は、大地と宇宙、森羅万象を根源にしている
パリには「Bio」が定着していて、朝市にも「Bio」専門がある。
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1 件のコメント:
Well well well......
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