2008年4月11日金曜日

08ウィーン-24:プラハ城




地下鉄の駅からプラハ城への坂を上がっていく、結構きつい、運動不足だな。
城の一画で、コンサートが毎日1時からあるという看板。
時間は15分前、ちょうどいい。

ピアノ、バイオリン、フルートの構成。
50名程のミニホールに聴衆は20名ほど、美しい天井画と古風な壁に囲まれる。
窓ガラスは波うちで、急に晴れたやわらかな陽が、優雅に歪んで入ってくる。
曲は、モーツアルト、バッハ、ベートーベンなどの小曲で、最終はもちろんチェコなので、スメタナ。
かなりのオールドピアノを、熟齢ピアニストが雅に弾く。
城の小さなコンサート、1時間ほど。数百年のタイムスリップ。

ここまで来たら、聖ヴィート大聖堂に行かなければ。
さらに坂を上がっていく。
巨大な、山のような聖堂が突然覆いかぶさって来た。
重量で圧倒される。
中に入ったら、美しいステンドグラスのシリーズでため息。

入ったときには晴れていたのに、聖堂から外に出たら強風の吹雪。
プラハも天気の変化が激しいのかな?
あわてて城内のカフェに飛び込む。
暖かいカフェのガラス窓から見下ろす古都プラハはすばらしい。
「中世の宝石」

外側のテラスにもテーブルがあるが、この雪の中、誰もいない、当たり前だ。
と思ったら、米国人らしきカップルが入って来て、外のテラスに座った。
外は雪なのに、こいつらどういう感覚しているんだろう?
ウエイターが、膝掛け毛布を渡し、テラス用のヒーターをつけた。
そんなことするんなら、暖かい中にすればいいのに。
まあ、景色はいいだろうけど……
熱いコーヒーでも頼むのかなと横目で見ていたら、ビールを注文!!
何ということをするんだろうか!

飲み、食べ、晴れたり降ったり雪だったり、音楽たくさん、古都ウロウロの今回の旅はこれでおしまい。
ああ、おもしろかった!!

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