2008年4月2日水曜日

08ウィーン-21:プラハのミートショップ




ホテルからプラハの旧市街まで地下鉄で一回乗り換えの駅6つで着いた。
地下鉄に乗っている皆さん、ウィーンとは全く違って、暗い。
社会主義のあとというのはこういうものなのかな?
直接ではないが、あちこちからじろじろ見られているのがわかる。
プラハで数回地下鉄に乗ったが、アジア系は全く見かけなかった。
日本人は珍しいのかな?
切符の検察員があちこちに居て、頻繁にチェックしている。
暗い感じの検察だ。
昔はあちこちに盗聴器があったという話や、「プラハの春」などから、監視、KGB、旧ソ連、といったイメージが出てくる。

地下鉄を降り、階段を上がったらいきなり旧市街のど真ん中に出た。
「プラハにはいま行け」とはこのことなのか!

映画の中にいきなり入った。
巨大、重厚な石の街が平面に、空に広がっている。
歴史の固まりだ。
文化の遺産だ。
車道、歩道、建物、数百年の時間を経た石造り。
車道を車のタイヤがぼこぼこ音をたてて走る。
ミシェランのタイヤは普通のタイヤの3倍持つ、3倍硬い、といわれるが、こういう道路なら必要だな。
道路は斜めに入り組み、曲がり、交差点に出るたびに新たな石の街が出現する。

こういった古都は米国系ファーストフードやチェーン店が一画に入り込んでしまって台無しになっているところが多い、特に大きな街ほどそうだ、保存できないのだ。京都など最たるもので、実にもったいない。
しかし、プラハの旧市街は、そんなのは全く無いようだ。
邪魔しているのは、車と交通標識ぐらい。
車を入れないで歩行者天国にし、交通標識を無くしたらどんなもんだろうか。
あるいは、車はしょうがないとして、交通標識を、古都に合わせた特別デザインにここだけ変える、とか。
プラハの古都は、ただ歩いているだけでわくわくする。

ミートショップがあるので覗いた。
一般的なヨーロッパの肉屋タイプだが、店内の隅で食べられるようになっている。
どでかい骨付きの豚のスネをかじっている人が居る。
「あれ食べてみたいなー……」

そして、これがとんでもないことになった……

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