2008年5月22日木曜日

たっぷり腹に瀬戸内海




ハモの肝だの鯛の白子だののあとも、まだまだ瀬戸内海の魚が続々と。

メバルは元気で丈夫な身の締まりが魅力だが、これが塩焼き。
頭、背びれ腹びれの端っこの、骨とわずかに付いた身がぱりぱりと軽快な音を立てて我が歯で砕かれる。怪我をしないように慎重に。

次は鯛の兜煮。
まずは目玉と一緒に周りのぬるぬるをまとめて口の中に放り込み、ちゅっと吸うと、とろとろのゼラチンがまとめて舌に絡まり込んだ。
目玉と周りの骨をぺっと吹き出し、次はほっぺたをほじくり出す。
ぽろりと指の先ほどの百合の根みたいな肉片が転がり出て来た。
エラの下から、鯛の鯛がほじくり出され、ぺろっと肉を舐め取った。

そしてサワラのたたき。
身の表面を強火でばりっと炙って、表面の甘みを出してから、切り身にして、ポン酢でサラダ仕立て。
身は濃厚、味はヘルシーさっぱり。

瀬戸内海がたっぷり腹にしみ込んだ。

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