2010年4月23日金曜日

1004ウイーン14:現代的振り付けの問題



オペラ座でバレエ「真夏の夜の夢」
このバレエ組曲は、誰でも知っているメロディーが次から次へと出て来る。
今回の振り付けは、アクロバットちょっと、子供も出て来て、衣装も現代的モダンスタイル。
素晴らしい演奏と楽しい振り付けだったが、しかし、終わってしばらくすると、演奏はいつまでも心に残っているが、バレエそのものは忘れてしまう。
今までいくつか現代振り付けのオペラを観たが、どれも同じ。

今回の「真夏の夜の夢」では、私の前に数百万円を身に付けているんじゃないかという貴族的な60前後の貫禄たっぷりの御婦人が座っていたが、インターミッションで帰ってしまった。
この貴婦人、最初から不機嫌な顔で見ていて、途中ほとんど拍手もしなかった。
振り付けが気に入らなかったのだ。

昨年、小澤征爾さんの「エウゲニ・オネーギン」初演では、演奏大絶賛で、振り付け大ブーイングだった。

振付師が新しいことに挑戦する気持ち分かるが、オペラの場合、どうなのかな?
オペラは、古風豪華な衣装も観たいんだからな。
歌舞伎でスーツやジーパンが出て来ちゃうのと一緒だと思うけど……

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