2010年4月14日水曜日

1004ウイーン07:胸キュンのウインナワルツ




ウイーン交響楽団の早春コンサート会場に入ったらテレビカメラが入っていた。
演壇と前の方のボックス席に花。
楽団員が多く、オーケストラがいつもよりかなり手前まで来ている。
天井画の一つ一つにスポットライト。
この体制は毎年全世界に衛星中継されるニューイヤーコンサートと同じだ。
聴衆もウイーンの皆さんが多く、ほとんどの人が着飾っている。
日本人も結構来ているが、皆さんドレスコードにあっている。
私ももちろんスーツにネクタイ。
ジーパンだらけで、ヴォァ〜〜〜ン、ドシャ〜〜〜ンの「ウインナー・モーツアルト・オーケーストラ」とはえらい違いだ。
よくこのチケット残っていたもんだな。
そのうえ価格は49ユーロ! 安いな〜〜〜!

曲目はウインナワルツ中心だが、スメタナの「モルダウ」など、何曲かかわったのが入っていて、バラエティに富んでいる。
ヴァイオリンコンチェルトもちょっと入っていて、ストラディバリウス。

この演奏、一言で言うと、哀愁こもったウインナワルツ。そして力強い。
哀愁と力強さが一緒というのは変な表現だが……
隣の席に日本の上品な御婦人が娘さんと来ていて「うるうるしてしまいました」
いい思い出が来ましたね、よかったですね。
胸キュンのウインナワルツだった。
〔写真は演奏前です〕

外に出たらさわやかな夜風の中に、ガラ〜〜〜ン ガラ〜〜〜ン と、復活祭の深夜ミサを告げる教会の鐘が高らかに鳴り響いていた。

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