2010年9月16日木曜日

1008ロンパリ33:カルチャーショックの豚肉




(8月末帰国後書き溜まったのを連載中)

今日のPROMSのメインはシューマンの交響曲第4番だが、その前にMax Bruch作曲のバイオリン協奏曲第1番が入っている。これは全く知らない曲で、こんなのに出会えるのもPROMSだけでなく海外のコンサートの面白さ。
そこでびっくりというよりも、ロンドンの皆さんも狂喜したバイオリニストを知った。
James Ehnes という人で、カナダ出身。1976年生まれ。
8000人の聴衆のうち、このバイオリニストに出会ったのはほとんどが初めてだろう。
曲もバイオリニストも凄い、素晴らしい。
これはいい演奏会、というよりも、一つの事件だ。
PRMOSの今までの様子を見ると、BBCの放送なので、時間は守るようで、拍手呼び出しは2回まで、アンコール無し。
ところがこのJames Ehnesさんの時だけ、聴衆は2回の呼び出して満足せず興奮したまま拍手が終わらないので、パガニーニの難曲をアンコール演奏。
8000人はやっと満足した。

帰ってバラマーケットで買ってきた豚肉。
肉屋の兄さんが整形してくれた脂肪への数すじの切れ目の部分が美しく焼き上がった。
今までずいぶん硬くておいしい肉を食べてきたが、この豚肉、最高に硬く美味い。
これだけすごいとカルチャーショックだな。
あのトリミングしてくれた脂肪、もらって帰れば良かった。
脂肪というよりも、イタリアンのラルドだな。
しかしこの豚肉日本に持っていったらクレーム続出だろうな。
でも、一部の肉の味を知っている人からは歓迎されるだろうな。
誰か日本に入れてくれないかな、でも無理だろうな。

バラマーケットで見付けた空豆もかなり硬く、長くゆでてやっと普通の食感に出来た。味は日本の空豆を穀物化した感じ。十分ビールのつまみになる。

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