2010年9月6日月曜日

1008ロンパリ25:歌声居酒屋






(8月末帰国後書き溜まったのを連載中)

今晩のコンサートはセント・ミシェルにある古い教会「Eglise Saint-le-Pauvre」で「ショパンの夕べ」
演奏はポーランド出身の女性ピアニストTeresa CZEKAJさんで、ショパンをメドレーで演奏。
60代の人なので、戦後ポーランドの暗い時代、苦労してピアノをやったのだろう。
スタインウエイでの力強い演奏が石造りの教会ホールによく響く。
最後のショパンはジャズかタンゴタッチにユーモア交えて編奏して締め、大喝采。

終わったら10時過ぎ。
ここでこの時間コンサートが終わると行くとこ決まってる。
すぐ前にある昔の酔っ払いパリそのままの居酒屋。
勝手に「パリの歌声居酒屋」と呼んでいる。

教会出たら、やってるやってる。
オペラが店の外に流れ出ている。
ここは昨年2回来てすっかり気に入ってしまった所。
ピアノが入り、オペラ、ミュージカル、シャンソン、クラシック、ビートルズ、ジャズと、次から次へと歌声と合唱がつづき、深夜になればなるほど乗って来る。
教会コンサートやってる時、もう少し静かにといわれたことあるらしい。
早い時間は日本人歌手神谷美恵子さんが週4回登場、後半から深夜にかけてフランス人歌手になるが、客もどんどん歌い出す。常連が多いようで、皆さんプロ級。
昨年来たとき、古く調律出来ていないピアノと壊れた扇風機だったが、今回ピアノも扇風機も新しくなっている。
アボガドサラダと、トマトとモツァレラサラダを注文。
この店は地下がライブハウスになっていて、覗いたら洞窟のような所でがんがん乗りまくっている。
出番が終わった神谷さんと駄弁りながら聴いていたらあっという間に時間が経ち、2時だった。
この店いつまでやっているかと聞くと「朝まで」
パリでこういう店「あまり多くはない」

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