2010年9月2日木曜日

1008ロンパリ23:肝硬変か心臓マヒか


(8月末帰国後書き溜まったのを連載中)

ルーアンに行く途中、パリ市内から車で1時間半の所に、睡蓮の絵で有名なモネの家がある。
ここには日本庭園があり、これをモネは多くの絵にした。
一番大きい絵は長さ90メートル。
パリ市内のオランジェリー美術館に多くの睡蓮の絵がある。

印象派の絵は最初認められなくてモネは貧乏だったが、借金してこの場所を借りた。その後米国で認められ、金が入るようになったので、ここを購入して日本庭園とフランス庭園を充実させたという。ハウスの中は浮世絵が200点といい、広重を始めとする絵がいっぱい。大好きな北斎もずいぶんある。

モネの家に行くには、レンタカーかミニツアーしかなく、午前中のミニツアーにしたらガイドの話「フランス人の酔っ払い」が面白かった。
フランスには何歳以下はアルコールダメという法律なんかなく、学校にビールが置いてあった時代もあった。
赤ちゃんがグズグズ泣くとミルクにワインを垂らして飲ませて寝かせてしまう。
以前はいくら飲んでも運転してよかったが、あまり交通事故が多いのでワイン3杯までにし、それでも事故は減らないので、今はワイン2杯まで。パトカーが以前は酔っぱらって運転していたが今はワイン2杯で止めてパトロールするので酔っ払いパトカーは無くなった。
二日酔いを治すに一番いいのは「カフェカルバ」といって、ホットコーヒーとアルコール度40℃のカルバドスが一緒に来る。コーヒーにカルバドスを入れながら飲むと香り良く、次第に良い気持ちになる(マヒするんだろう!)。そして仕事して、昼再びワインを飲む。

そういえばカフェで冷たいコーヒーが半分ぐらい入っているグラスにウオッカ垂らし込んで飲んでいるのを見たことがある。あれはカフェウオッカとでもいうのかな。

こんな状態なので、フランス人は肝硬変が多い。
しかしワインはある程度の量なら心臓病にはならないそうだ。まあ飲み過ぎれば同じだけど、心筋梗塞になる率は少ないそうだ。
そんなフランス人が「酔っ払い国民」と鼻をつまんでいるのがイギリス人で、イギリスはもちろんウイスキー。
ウイスキーは心筋梗塞、心臓病になりやすいという。
ワインでグズグズ苦しむ肝硬変を取るか、ウイスキーで瞬間昇天の心臓マヒを取るか……
飲み過ぎなければいいんだけどね~~~

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