2009年4月2日木曜日

0904ロンドン01:ラムのトルコ煮込み






ロンドンに着いたら、金融サミット G20をやっていて、大変なことになっていた。
タクシー運転手が言うには「6000人のポリスが出てる」そうだ。
金融街 Cityでは、デモ隊と警察隊との乱闘騒ぎ。
マーブルアーチのホテルにチェックインし、夕飯食べようとオックスフォードストリートをぶらぶら歩いていったら、サミット関連の新聞を号外のようにタダで配っている。
とは言っても、ロンドンは地下鉄の中にも「地下鉄」というフリーの新聞が座席に置かれているし、ロンドンはタダの新聞がたくさんあるようだ。
雑貨店を覗いたら、男が出口から脱兎のように走り出て、その後をガードマンがハヤブサのように追っていった。万引きだ。
どうしたかと覗いていたら、2分ほどして3人で捕まえてきた。たいしたものだ。
ロンドン、忙しいな。

ロンドンに美味いものはない、なんて言っていたのは十数年前の話で、今はおいしい店がいっぱいある。
イギリス料理の店もいいが、エスニックも面白い。
ロンドンは実に多くの人種が集まっていて、それらがお互いに混血混ざり合い、人種の品評会みたいなところがある。
インド系と白人と多分中東系が混ざったすごい美人が横にいてちらり。

まずは昨年行って満足した店へ
H&Mの左に人二人が通れる程度の不思議な隙間があり、入ると広くなり、広場に出たとたん、活気あるカフェが十数件ひしめきあっている。
その一画にトルコ料理店がある。

トルコ美人のウエイトレスに「インサイドはないか」と言ったら、完全に満席で「ヒーターのあるアウトサイドも気持ちいいですよ」というお誘いにイエスウエルカム。
とは言っても、アウトサイドもいっぱいで、隅の小さい席をやっと確保した。
ローカルビールを飲んだらこれが美味くて、2本立て続け。
トルコのパンが美味くて美味くて!
これにヨーグルトソースをつけると、気分はトルコに。
横ではトルコ語が飛び交っている。

白ワインに移り、メインはラムのトルコ風煮込みに。
濃いきつね色にたっぷり煮込まれた骨付きラムが出て来た。
優しいスパイシーと言った味付けだ。
肉の部分をフォークで押さえただけで、ほろりと外れる。
ソースと、ワイルドライスを少しつけて、口に含む。
口から、食道、胃から、トルコ風ラムの香りが体中に広がり、最後に脳に上がった。

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