2009年4月14日火曜日

0904ロンドン08:ローストビーフ用カット


イギリスの国家的料理といえばローストビーフ。
イギリスの牛肉はスコッチビーフ、グラスフェッドビーフだ。
ローストビーフには霜降りのあまりない、赤身系がさっぱりしていい。

だいぶ以前、東京で米国政府系の大がかりなパーティーを開くというので、パーティー会場のホテル側が料理のテストを受けた。
出す料理が大丈夫かどうか、試食をするわけだ。
その中でローストビーフだけ合格しない。
どうしたらいいか、米国の牛肉環境に詳しい人に相談した。
どんな牛肉をローストしましたか? と言う質問に、ホテル側は答えた、
「もちろん、最高の和牛です」
専門家は回答した「だから駄目だったんです」
どうしたらいいか?
「ボトクでやればいい」

ボトクとは、国産の去勢牛で、霜降りはあまり無く、価格は安い。
ホテル側がそんなんでいいのかと半信半疑で試作し、びくびくしながら米国大使館側に試食してもらったら、すぐ合格。

ロンドンの肉屋を覗くと、さすがローストビーフの国、骨付きブロックを糸巻きして、そのままオーブンに入れればいいカットを沢山売っている。
こういうの、豪快でいいな。

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