2009年3月2日月曜日

0903ウイーンー1:楽友協会ホールの見えない席



オーストリア航空で成田からウイーンに直行し、早めの午後3時半に到着。
タクシーに飛び乗り、市内に向かったら、土曜日で空いていて、借りたアパートに4時半到着。
荷物の整理をし、歩いて楽友協会ホールに行き、今日は何をやっているのか分からずチケット売り場に並んだら、地元のオーケストラでハイドンとベートーベンの交響曲だ。
これはついていると窓口の順番が回ってきたら「3階の見えない席が立ち見席しかない」という。
立ち見よりも、見えないが座れる席がいいからと、一人19ユーロで購入。

見えない席は「オレゲルバルコン」と書いてある。
3階の奥に案内されて分かった、この席は「オルガンバルコニー席」という意味で、オーケーストラの上にあるパイプオルガンの両サイドにある。だからオーケーストラは目の下になり、立って乗り出さないと見えない。
とは言っても、19ユーロなんてうれしいね。

このホールの音響のすばらしさは特別だ。
ハイドンが始まったとたん、弦楽器がホール全体をふるわせる。
足下の板床が、共鳴している。
何でこんなにすごい音になるのかは、ホールが小さいのと木で出来ているためなのだろう。
ニューイヤーコンサートのテレビ中継を見ると、広そうに撮影しているが、実際来てみると、こんなに小さいのかと驚く。
そこに一流のオーケーストラのフル演奏なんだから、体の中まで響いちゃう。

ベートーベンは交響曲第三番「英雄」
最初の、ジャン! ジャン! が、鋭くホールを突き抜くと鳥肌が立ち、すばらしい演奏に出くわたことがわかってニタリ。
第2楽章のホルンで盛り上がるところなんて、体が浮きそうだ。

力強く演奏が終わり、残響が消えるまで一瞬の静寂。
拍手が炸裂し、これまでホールに共鳴。
聴衆の皆さんが私の方に拍手してくれている、オーケーストラのうしろもいいね。
オレゲルバルコン19ユーロ、コストパフォーマンス最高!

さて、それではカフェ行って、ビールにするか!

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