2008年9月5日金曜日
ロンドン-03:ブッチャーズ・ブレックファースト
食肉は「スミスフィールド食肉市場」
ここは歴史的建造物で、戦争で完全に破壊されても復活させた文化財とでもいうべき施設が3棟並んでいる。
古いにも関わらず衛生管理はしっかりしている。
通路はロンドン中の専門店やレストランのバイヤーで混雑している。通路の両側に卸売店が並び、店の後ろは大型の冷蔵庫になっている。更にその奥、つまり外側に入出庫口がある。
小売店のバイヤーやレストランのシェフ等が集まって来て、活気がある。
枝肉で商売しているところが半分以上あるようだ。後は部位肉、内臓、一部加工品。
古い市場を大切に、きれいに使い続けているのはロンドンらしい。
棟の入り口の門等、古いまま保存もかねて使っている。天井のドームも文化の香りたっぷり。
ふと観ると、地下にレストランがあり、6時開店。
メニューを見ると「ブッチャーズ・ブレックファースト」なんてのがある。
これは行かなくっちゃ。開店時間まであと10分。
ブッチャーズ・ブレックファーストは、ランプステーキは薄めの切り身が4枚、フルカットのベーコン(ロース部分まである)、フランクフルトソーセージ、目玉焼き、黒いのはブラッドソーセージで、血を使ったもの、そしてマッシュルームのソテー。
すごいボリューム。
味は? うーん……
もうひとつはベジタリアンブレックファーストだが、なぜだか卵が入っている。
ブッチャーの皆さんはもう仕事が終わって一杯、濃いビールを飲み出していた。
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