2009年11月6日金曜日

いくじ





米沢の「志乃」で、きれいな色の菊が出て来た。

酢を入れて煮るとこのような良い色が出るそうだ。
菊の花の鮮度が良い、なんてなんか変だが、食べたらやっぱりみずみずしい。

山形名物キノコ鍋。
天然のなめこ、それも巨大なのが、牛肉、野菜と炊かれて出て来た。
なめこは、一般的には小さなぬめっとしたのが当たり前のようになっているが、実は大きなのがおいしい。数は少ない。

赤っぽい、見たこと無いキノコが出て来た。
これは「いくじ」
こんなキノコ、知らなければ毒キノコにしか見えないな。
とろりとした上品な味。

松島湾は牡蠣が名産だが、湾の中でも3カ所、特別な牡蠣が捕れる。
陸からの河が湾に入り込んでいる所だ。
こういう所の魚介類は、ミネラルたっぷり。
そこで、この3カ所の牡蠣は、東京の料理屋等、最初から行き先が決まっていて、その仕入れを手放さない。
この牡蠣が、この店で手に入る。
なぜなら、この大将は、東京築地の料亭で修行をし、主人に気に入られてこの牡蠣の購入ルートをもらったからだ。
今日は汁仕立て。
パンパンに膨れ上がった最上等の牡蠣が、贅沢にも口いっぱいに広がった。

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