2009年11月3日火曜日

豊橋の手筒花火





以前から見たかった豊橋で有名な手筒花火を見ないかという誘いにすぐ乗った。
夕方といってもまだまだ明るい時間に駅前のホテルに入り、のんびりしていたら、パーン、ドーンと、すぐ近くに花火が揚がったので、あああそこかと、あわてて駆けつけた。

この花火は町ごとに行っていて、秋になると毎週あちこち、どこかで揚げているのだ。
今回は駅前だったので、ちょうど良かった。

打上げは、丁目ごとにやる。
どこそこ町1丁目のまずは「大筒」が揚がり、そのあと手筒を5人一組で5グループぐらい。
全員の氏名がアナウンスされる。
この花火は、竹筒の周りに縄をしっかり巻き付け、中に火薬を入れた自家製。
全部自分で作り、自分で揚げる。
何しろ手で持って揚げるから、頭の上から火の粉が夕立ちのように落ちて来る。
最後にドーンと爆発音がして抜け終わる。
よくもまあこんな危険なことをやるなと思うが、これは豊橋の若者の大イベントで、これが無ければ秋が来ないし、毎年の楽しみのようだ。

2丁目、3丁目とどんどん進むが、各丁目で「あ、出た出た」と、親類友人、恋人もかな? 声がかかる。そしてその丁目が終わると帰っちゃう人も居る。
早くから見ていると、まだ明るい時間から、次第に藍色の空になり、そして暗くなり、その間続々と大筒と数グループの手筒を揚げ続ける。
空の変化と、観客の交代が、町内なのに幻想的だな。
素朴、ほのぼのとした祭りだ。

打ち終わった筒は、魔除けとして玄関や商店の入り口に置く。
1本くれるというので、泥棒除けにウチの玄関に置こうか。

終わって商店街を覗いたら、昔懐かしい雰囲気。
スマートボールがあった。

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