2007年10月15日月曜日

巨大ナメコと天然舞茸


新潟県の浦佐でキノコ工場を見たあと、大宮経由で東北新幹線に乗り換えて仙台へ。全国セミナー仙台開催。
仙台ではこの店、としていた店が、昨年行ったら、料理長が替わったのかすっかり味がダメになっていたので、どこかないかと国分町を歩いて探すことにした。
タクシーを停めた所が昨年までちょいちょい行っていて昨年ダメになった店の前だったので外からのぞいたら、もう無くなっていた。お客さんはよく分かっているわけだ。
今回見付けた店は「馳走亭」(いわしやチェーン)
早い時間で、長大なカウンターに未だ客は1人も居ない。
「タバコ大嫌い」といったら、風上の席を勧めてくれた。後からきたタバコを吸う客は、離れた所に座らせてくれた。なかなか親切。
養殖とは全く違う舞茸がカウンターの後ろにどかっと置かれている。
小さめで、骨っぽく、黒々している。
採ってきたばかりの天然舞茸だ。
「どうやって食べるの?」と聞いたら、天ぷらでもいいが、素焼きにするのもおいしい、というので、それは大歓迎。素材のおいしさそのまま食べたい。
中居さんに素焼きを頼んだら奥に消え、すぐに戻ってきて「あのー、とても大きいナメコも採ってきたんですけど、これも焼いたらおいしいですよ」というので、もちろん注文。
ナメコは小さくぬめぬめしたのが普通だが、大きくなるのもほんのわずかあり、これが実に味があっておいしいのだ。
以前新潟の十日町でナメコを作っている人に聞いたら、大きなナメコは市場に出してもあまり知られてないので売れない、だから最初から出荷しない、と言っていた。
ならどうするのかと聞いたら「自分たちで食べる」
売れているのとおいしいのとは違うものもあるのだ。
世間一般が知ったら、新しいマーケットになるのに。
天然舞茸も、巨大ナメコも、ただ焼くだけで、素晴らしいおいしさを楽しめた。自然はうれしいねえ。

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