2009年10月22日木曜日

マツモにタナゴにドンコ






青森から小川原湖経由して八戸までは、何も無い淋しい海岸だった。
この海岸の名前は「淋代海岸」
名前通りだな。

久慈には初めて泊まるので、いつものようにホテルで美味しい店を聞いたら「それなら「魚棚(うおんだな)」

最近改修したということで、きれいな店。
地場海産を食べることにした。

マツモは太めの幹に葉が生えているような海藻で、酢の物、天ぷら、汁にする。
コリコリした食感で、味がある。
タナゴは深海魚のようで、イシモチに似ていて、焼く。
上品な白身で、キスと鯛の間のようだ。
ドンコは黒く気味悪い魚体。
焼かれて出来たが、ねえさんが私の箸を取り「こうやって」と魚体を開けると中に味噌のようなドロッとした粘体が入っている。
これはドンコの肝と味噌を合わせた肝味噌で、これを中に入れて焼くのだ。
へえ〜〜〜 こういう焼き方をするんだ。

仕上げは、焼きおにぎりとマツモの味噌汁。

久慈で出会った料理は、地場産の誇りとともに出て来たが、青森を回って来てどこも若い皆さん達が地場産食材を胸を張って説明しているのを聞いて来た。
この話をドンコを食べながらねえさんに聞いたら「昔はそうでなく、田舎の引け目があったが、最近変わって来た」
地元を誇りに考え出し、飲食宿泊業も若い人が増えて来たと言う。
これはいいことだな。
東北には美味しいものがたくさんある。それを若人が自慢し、産業の元にしていけばいい。

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