2011年7月22日金曜日

ロマネコンティ1974


BARやまざき」には時々行く程度だが、35年ほどの付き合い。

ホームページには「半世紀」とあるので、その半分以上になるわけだ。
山崎さんは90歳を過ぎ、耳は遠くなったが、元気いっぱい。
名物切り絵の番号は5万人を超えていた。
35年に50週を掛けると1750週で、5万÷1750は約28.5。週5日出たとして毎晩5人以上の切り絵を切ったことになる。
今日は早く行ったので一番乗り。
山崎さんは私と差し向いで、若い頃ロンドン、パリに行った時の話を上機嫌で話してくれた。
記憶しっかり。
背筋すっきり。

しばらく話していたら、ぱらぱらとお客さんが入ってきて、あっという間にカウンターはいっぱい。
山崎さんを他のお客様に譲り、ふとボトルボードを見ると、何やらいわくありそうなワインボトルが横たわっている。
「ああ、これは、リコルクのロマネコンティです」
コルクを抜き、飲んだあと、再びコルクをし、そのうち飲もうととっておいたらいつの間にか何年も経ち、もったいないがもう飲む状態では無くなったのを、観賞のために置いてあるのだ。
1974年のビンテージ。
ちょうど私が最初に「BARやまざき」に行った頃だな。
拝ませてもらった。

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