2010年6月6日日曜日

あのり〔安乗〕の活鯖






名古屋から近鉄特急で2時間ほど、いわゆる伊勢志摩の鵜方(うがた)駅で降り、車で15分ほどで安乗漁港に出る。
ここは牡蛎で有名な的矢の向かい側。
漁港に行くと、車海老、アワビ、伊勢エビ、イワシ、鯖、フグと、活きのいいのがあがっている。
ここの活魚は、高品質だが、量はそう多くはない。
だから安乗はあまり有名では無いが、高品質ゆえに、一部のルートで大事にされているようだ。
安乗であがった活魚を東京築地市場に送っているのが丸勢水産

漁港の水槽をふと見ると、鯖がすいすい泳いでいる。
鯖は大衆魚で、一般的に価格は安い。しかし、関サバや豊後の鯖、あるいは鹿児島の首折れ鯖のように、一部に高級品がある。
福岡で出て来るゴマサバもそうだ。
そして、安乗の漁港に上がる鯖は、なんと活魚なのだ。

鯖を活魚で扱う。
これは大変なことだな。

その活鯖が、丸勢水産のやっている居酒屋で出て来た。
鯖は「生き腐れ」といって、鮮度の落ちが早い。
それがコリコリの刺し身になっている。

ドーンと出て来た刺し身を半分ほど食べてから、しゃぶしゃぶでも食べてみることにした。
かつお節と昆布を半々にした出汁をとり、ぐらっと煮立たせた所に鯖の切り身を放り込んで、すぐにあげ、ポン酢で食べる。
ぎゃ〜〜〜!! これは全く違うおいしさ!
アワビの切り身もしゃぶしゃぶにすると、コリッとしたのがフワリと餅のようになる。
刺し身としゃぶしゃぶ、二刀流。
がっついた食べ方だな。

そんな所に、これまたでっかい活車海老が塩焼きで出て来るわフライで出て来るわ。
豪華なことやってるな〜〜〜

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