2012年7月25日水曜日

飛び魚のおでん





群馬で39℃を超えたのをはじめ、全国で35℃以上になった都市がどんどん出て来た猛暑日、松江も目もくらむような暑さ。
こういう日は、シャワーを浴び、早いとこ居酒屋に行って冷えた生ビールに限る。
5時半、松江の隠れたようにある地元の名店「やまいち

中海につながる大橋川と新大橋の北東角にあり、道路からちょっと低い位置になるため、知ってる人しか目に入らない。
陽はまだまだ高く、真昼の残照が強力。
店のメニューには価格が一切書いていない。

咽から絞り出すように「な、な、生ビール!」
宍道湖と中海という、海水との接点で生きる豊富な魚介類を「宍道湖七珍」と呼び、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミ(ヤマトシジミ)。
これ以外にも美味しいの、珍しいの色々。

生ビールが一気に半分になって出てきたのは飛び魚の卵。
これは普通「トビコ」で、粒にバラバラにしたのを料理するが、これは本体そのものを薄味で炊いたもの。
小さく細く白いタラコといった所。
プリプリと弾力のある卵を齧りながら、本体はどうなってるかと聞いたら「おでん」
飛び魚の身本体を粗いすり身にし、ハンバーグ状に固めたのをおでんにしてある。
関西風のスープで品良く出来ている。
真夏の夕刻、城下町松江の酷暑の中、冷房の効いた居酒屋で、おでん!

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