2012年7月4日水曜日

マタギの旅-4:解体新書の画家






マタギの山中から角館へ。
ここは温泉に行くのに降りたことがあるだけで、町中を歩いたことがなく、ゆっくり1泊して東北の小京都を楽しむことにした。

杉田玄白の解体新書にある絵について考えたことはなかったが、ここに来てわかったのは、小田野直武という画家が元本「ターヘルアナトミア」の絵を模写したということ。
武家屋敷内にある展示には、元本と小田野直武の書いた絵が比較出来るようになっている。
もう一つ知らなかったのは、日本画家の平福穂庵・百穂親子の町だということ。
錦絵などの歌舞伎の場面を模して作った押し絵は有名だが、これがこの町から出たわけだ。
更にもう一つ、新潮社の文学館があるので行ってみてわかったのが、新潮社を創設した佐藤義亮氏の出身地。文学者の生原稿がたっぷり展示してあり、今でも新潮社からの支援があるようだ。

まさに小京都といえる町中を散策しながら、横目でおいしそうな店は無いかと物色。

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