2012年7月5日木曜日

マタギの旅-5:燻りたくあん






おいしい店はここではないかと当たりをつけ「あとで来るかもしれない」と言ってからホテルに帰り、フロントに聞いたら「おいしい店は3つほどあります」ということで、その一つだった。
月の栞
この店は満席のことが多いようで、ガラッと入ったらご主人が「ご予約は?」と聞くので「さっき女将さんらしき人に頼んでおいた」
それならとテーブルに案内しようとするので「一人だから隅の方が落着く」と、カウンターの一番端に控えめに着席。

まずは山中の町らしく田螺〔タニシ〕のぬた合え。
ぬたは薄味、田螺は適当な歯応えで、山奥の街料理がにじむ。
刺身は鯛があるというので頼んだら、湯引にした皮も盛り付けてある。美味しいものわかってる大将だね。
筍は大きな姫茸の炙り。
途中燻りたくあんが二切れ。
この燻りたくあんというのは、たくあんを囲炉裏の上に乾していると煙で燻される所から来た保存食ということで、実に秋田らしい食べ物。
仕上げはもちろん秋田名物稲庭うどん。
ちょっと細目で艶があり、歯応え適度、あっという間に腹の中。

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