2011年8月5日金曜日

1108ロンドン03:ミディアムレアのハンバーグ




スコティッシュビーフのハンバーガー「クラシックタイプ」は予想した通り「焼き方は?」と聞いてきた。
これこれ、昔は米国のレストラン行ったら「グラウンドビーフステーキ」というのがあり、焼き方を聞いてくれたんだよな。これにロンドンで出会えた。

衛生管理的にいうと、牛はある程度の確立でO-157を持っているようになってしまっている。
そこで、屠畜時に大腸内に居るO-157が漏れないように処理し、肉に付着しないようにしているが、稀に付着することはある。
ステーキの場合、中は生か半生でも、表面は強火で焼くわけだから、O-157の心配はない。
しかし、ミンチにしたり、スジ切りしたりするとO-157が中にまで入ってしまう。
ユッケの食中毒があったが、肉の表面にO-157が付いていた場合、ナイフやまな板が汚染されてしまうので、やはり危険なので、中まで火を通さなければならない。
サルモネラや黄色ブドウ球菌など、多くの食中毒菌は、百万〜1千万個食べると食中毒になるが、O-157の場合たった数十個で発症してしまう。
強力な食中毒菌なのだ。
では、どうして半生焼きのジューシーなハンバーグが出来るかというと、ブロック肉の状態で表面をバーナーなどで焼けばいい。そうすれば中はきれい(牛肉の場合)なので、それをミンチにすればいい。

ミディアムレアで焼いたハンバーグが出て来た。
さっきのウエイトレスが「どうだ」と聞いてきたのでにっこりと、
「ワンダフル! ラブリー!!」
頑丈なトマトとピクルスの方も、ピザ式に少しずつカットして一緒に食べる。

すっかりいい気持ちになり、ペンギン状態でアパートまでヨタヨタ帰り、シャワー浴びて歯研いて昼寝に突入の直前独り言、
「今日はこれでお終い、あとは夕方のコンサート」

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