2011年8月30日火曜日

1108ロンドン14:牧草飼育のドライエージド






ハロッズの肉売り場で、典型的なイギリスの牛肉、牧草飼育のドライエージドを購入。
「ブラック・ゴールド・ドライ・エージド」
キロあたり38ポンド、5000円ほど。

熟成にはドライエージドとウェットエージドがある。
ドライエージドは枝肉かブロック肉のまま冷蔵庫で熟成させる。
乾燥し、うま味が濃縮し、軟らかくなる。
乾燥した分歩留まりが落ちるし、寝かせている間費用がかかるの。
おいしいけど高級熟成。
ウェットエージドは、真空パックした状態で熟成させる。
歩留まりはいいが、ドライエージドほどの品質にはならない。

240グラムで約9.5ポンド、1400円ぐらい。
牧草飼育なので、脂肪は黄色い。
こんなの日本に持って来たら、見ただけで返品だな。
塩と粗びきのブラックペパーをかけて焼いていると、いかにも硬そう。
焼き上がったのをテーブルナイフで切ろうとしたが刃が立たないので、包丁持って来て真ん中からカットしたらミディアム。
一切れ齧ったら、う〜〜ん、これは硬い!
これこそイギリスの味!
こんなの食べてりゃ歯も体も頑丈になるよな。
イギリスはある時期世界の半分以上を所有していたのが自慢だが、この頑固なステーキはその力の元の一つかな。(11年8月)

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