2007年5月24日木曜日

亀の手



1本外してそれだけを見たら、まさしく亀の手。
これは磯などに付着しているもので、フジツボみたいなもの。
茹でてから、隙間から開けると、中に小さなツブ貝みたいな肉が入っていてこれを食べる。
仙台の小料理屋でこれを始めて食べたが、今回大分でも出会った。九州でも採れるのだ。
大分市や別府湾は人工の岸壁が多くなってしまい、亀の手はあまり採れなくなってしまったという。
南の方のまだ自然のままの磯から採ってくるようだ。

バリッと開けたら、海水を含んだジュースが跳ね飛び、眼鏡にかかった。
かまわずジュルッと肉をすすり込んだら、小さな貝のような身と磯の風味が飛び込んできた。

亀の手が 初夏の香りを 飛び散らす

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