2014年1月9日木曜日

八丈島-07:團伊玖磨さんのアトリエ

團伊玖磨さんの「パイプのけむり」シリーズは全部読んだ。
週刊の「アサヒグラフ」に36年間連載したこのエッセイは、毎週木曜日に書いていたという。
その中で八丈島のアトリエのことがよく出て来ていた。
一度行ってみたいと思っていた。
 島内周回道路から海側へ入り組んだ道路の奥に突然白いアトリエが現われた。ホテルで詳しく調べなかったら絶対来れない。
南側の海に向かって大きなガラス張りになった居間件書斎がある。
仕事机の上には、自身の本と、その下に手塚治虫の本が見える。
横の珈琲テーブルの上には愛用のパイプ3本。
アトリエの外側は広場になっていて、野外コンサートが出来るようになっており、時々町主催でメモリアルコンサートが開かれている。
アトリエの屋根が外側からの階段で誰でも上がれるようになっており、この建物はグランドピアノの形になっていることが分かる。
屋上から西側に真っ青な八丈島の海と空が広がり、北側には八丈小島と八丈富士。
しばらく八丈のそよ風に吹かれて「パイプのけむり」のいくつかを思い出していた。

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