2010年5月11日火曜日

鯛の皮






京都四条河原町の交差点を上がって〔北へ〕最初の細い路地を右折し、40メートルほど行った右側に、見落としてしまうような小さな店「志る幸 (しるこう)

この店に行きたいと以前から言われていたが、お汁粉屋と勘違いしていて「行かない」と言っていた。
勘違いに気が付いて行ってみたら、小料理がいろいろあるし、刺し身は素晴らしいし、能舞台のようなカウンターだし、ちょいちょい行くようになった。

この日は4人だったので奥の一つしかない座敷を予約しておいたら、畳の上にじゅうたんを敷いてテーブル式になっていた。高齢対応かな。

コースメニューに追加する作戦で、最初に出て来た刺し身の盛り合わせは鯛とイカ。
鯛の切り身の上に、鯛の皮がちょこんと乗せてある。
おいしい鯛の皮を丁寧に食べてもらうこの盛り付け。
皮だけ食べるか、身の切り身と一緒に食べるか迷ったが、皮だけ齧る。
これこれ。鯛の皮、魚屋さん、捨てないでくださいね。

焼酎のお湯割りの器がまたしっとりと京都。

鯛の小、筍、ワカメの炊き合わせ。
山椒の葉がきっぱりと香っている。
鯛の小は濃厚。

カモは長浜で食べた最高のと同レベル。

仕上げご飯の器を開けたら、ジャコご飯だ!

4人分のお茶が来たのだが、見渡すとなんかおかしい。
茶碗の中の絵が違う。
集めてみたら、春夏秋冬になっている。
お茶で四季も楽しむわけだ。
これに気が付いて運んでくれている大将の娘さんに聞いたら「はい、そうです」
こっちが気が付かなければ分からないない。
こういうとこ、京都だね。

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