2009年8月25日火曜日

09パリ-14:哀愁のカルメン






「パリスコープ」にオペラの項目があり、東のネーションという地区にある小さな劇場で「カルメン」をやっている。
値段は25ユーロで、どんなカルメン?

劇場に入ったら、だいぶ疲れたピアノが1台。
私も含めて、お上りさんと思われる客は40名ほどだが、どうして」かな?
30代の手ぶらの郵便配達人のようなピアニストが、前奏曲を弾き始めた。
調律していないおじいさんピアノ。
幕が開いたらドン・ホセが一人、そこにカルメンが登場。
カルメンは40代ほどのおばさんで、ちょっと歳が……
わびしく、カルメンが始まった。
旅芸人の小屋芝居。
とは言っても、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4名は、真剣。
力一杯の演技と歌唱、役になりきっている。

街角のカルメンは、登場人物4、ピアノ1、演出1、チケット販売1、会場案内1、合計8名の劇団で、哀愁と情緒こもって終了した。

帰って今晩はBioマーケットで買ったBioポークチョップのステーキ。
土の力一杯の野菜を一緒にフライパンで焼き、ミネラルも補給。
缶ビールの一本が冷蔵庫の背壁に当たっていたので、半分凍ってしまったが、アルコール度が高いので、おいしさ損なっていなかった。

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