2007年9月10日月曜日

野尻湖の秋




東京から長野まで新幹線で行き、長野でレンタカーを借りる。
長野から戸隠への山道を通り、野尻湖のある黒姫までの山麓は白い蕎麦の花と重くなった稲がもうすぐの収穫を待っている。新蕎麦に新米、美味そうだなー、もうすぐだなー。
野尻湖へは、蕎麦打ち約80年のおばあちゃんの所に、時々遊びに行く。
〇歳から始めても80歳なのに、一体どうなっているかというと、97歳。
新蕎麦は10月下旬に出るので今年は未だだが、松本のサイトウキネンフェスティバルに合わせて、ちょっと顔を見に寄った。
4月に行った時には妙高には未だ雪が残り、野尻湖の湖水は冷たいが春を迎えた伸びやかな質感だったが、今回着いたら庭の栗がころころ落ちていて、秋の収穫真っ盛りになっている。
家に入ったら、TBSが取材に来ていた。
秋は美智子皇后の誕生日だそうで、特番を組んでいるが、裏のエピソードを探していて、ここのおばあちゃんが昭和30年代だかに、美智子様の前で蕎麦打ちをしたのを聞いてきたのだ。
私は別の部屋で地元の野菜をつまみに、ビールとワインで飲み出した。
蕎麦の収穫時季になると、おばあちゃんの所にはあちこちから座敷のお呼び出しがかかる。おばあちゃんの蕎麦打ちで蕎麦を食べる会だ。これがまたおばあちゃんの元気の元にもなっている。
昨年の蕎麦打ちの光景を思い出しながら「今年の秋も来なければ」

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